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農業水利学

表紙見本写真

飯田俊彰 / 加藤 亮
執筆者(執筆順)加藤 亮 / 飯田俊彰 / 松野 裕 / 髙松利恵子 /
吉田貢士 / 猪迫耕二 / 登尾浩助 / 弓削こずえ /
岡島賢治 / 酒井一人 / 荘林幹太郎 / 角道弘文 /
鈴木哲也 / 中矢哲郎 / 治多伸介 / 岡澤 宏 /
花崎直太 / 吉田武郎 / 中村公人 / 小出水規行 /
渡部恵司 / 吉川夏樹 / 谷口智之 / 吉田修一郎 /
若杉晃介 / 伊藤良栄

定価 4,840円 (本体 4,400円+税)

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北海道 1,298円 / 青森・秋田・岩手 968円 / 宮城・山形・福島 858円
関東・信越・北陸・静岡・愛知・岐阜・三重 858円
京都・滋賀・奈良・和歌山・大阪・兵庫 968円
中国・四国 1,078円 / 九州 1,298円 / 沖縄 1,507円

・ISBN:978-4-8300-4136-5 (2021年4月 発行)

・頁:344

・判型:A5判

 農業水利に必要な基礎知識を習得できるよう、また先端的なトピックも取り上げ、エキスパートが執筆した最新のテキスト。
 本書の執筆者の多くは大学教育の第一線で活躍中の教員であり、教科書として大学教育の場で採用する際の使いやすさにも配慮して執筆した。例えば、紙面の許す限り図や写真を多用して実際の農業水利施設をイメージできるようにした。また、従来から用いられている説明図を初学者が読みやすい形に新たに書き直した。要所に章末問題とその解説を加えて、本書で学んだ内容を確認できるとともに、農地や農業水利施設の現場でどのように応用されるのかを体験できるようにした。さらに、全編を通してできるだけ用語の統一を図るとともに、国際的業務に将来携わる学生を想定して専門用語の初出の箇所には英訳を付した。(「序」より一部抜粋)

略目次

第1部

農業水利の基礎

 第1章

農業水利とは(灌漑排水の必要性/日本の農業水利の歴史/現在の農業水利の諸課題)

 第2章

農業水利システム(農業用水の現状/日本の農業水利システム/世界の農業水利)

 第3章

水田灌漑(稲作と水管理/湛水下の水田土壌/水田用水量の構成/水田の用排水施設)

 第4章

畑地灌漑(畑地の用排水施設/畑地土壌の水分/畑地での消費水量と計画用水量/畑地灌漑用水の多目的利用)

 第5章

農業水利システムの計画と設計(水源計画/排水計画/圃場排水計画/農業水利システムの管理)

 第6章

農業用水の多面的機能(多面的機能の概念/親水空間/生態系サービス/国土保全機能/地域用水)

 第7章

農業水利施設のストックマネジメント(日本の農業水利ストックの現状/農業水利施設の性能設計/農業水利施設の機能診断)

 第8章

農村地域の水環境(水質項目/農村地域の水環境/集落排水処理)

第2部

農業水利のフロンティア

 第9章

地球上の水循環と農業水利(気候変動下の農業用水/流域水循環と農業用水/農産物貿易による水の移動/仮想水は少ない方がよいのか)

 第10章

生態系との共生(生態系配慮/生態系解析/レジリエンス)

 第11章

農業水利の防災機能(水田の洪水緩和機能/大規模災害時の代替水源としての農業水利)

 第12章

営農の多様化への対応(汎用農地での農業水利/地下水位制御システム)

 第13章

超スマート社会での農業水利システム(農業水利サービス/ビッグデータ時代の農業水利/農業水利へのICT利活用)