動物の衛生 第2版
編 | : | 末吉益雄 / 髙井伸二 |
執筆者(執筆順) | : | 末吉益雄 / 伊藤秀一 / 髙井伸二 / 佐々木羊介 / 伊藤琢也 / 井上 亮 / 竹原一明 / 髙橋俊彦 / 山口剛士 / 上塚浩司 / 森友靖生 / 上村涼子 / 山中典子 / 小林朋子 / 丹羽秀和 / 鳥居恭司 / 大久保倫子 / 羽賀清典 |
定価 4,840円 (本体 4,400円+税)
送料 671円~(地域・お支払い方法によって異なります)
・ISBN:978-4-8300-4139-6 (2020年3月 発行)
・頁:312
・判型:A5判
「動物の衛生」は動物の生命と健康や成長に影響を及ぼす諸要因を解析し,それらの阻害要因を飼育環境から排除することで,家畜および家禽の乳肉卵製品の生産性向上,伴侶動物,使役動物,展示動物などの健康の維持を図ることを目的とする総合的な学問である.その中で本書の大半を占める畜産関連項目の究極の目的は信頼される安全な畜産物を生産,製造し,提供することで人の健康増進に寄与することである.
本書の編集企画は初版『動物の衛生』に準拠している.同書は2001年に出版されて以来,主として,畜産系教育機関の学生のよき教科書として利用されてきた.しかし,その刊行から今日までの間に,特に家畜の飼養形態とその疾病の発生状況は大きく変化し,疾病予防に対する取組み方も大きく変化した.そのため,本書ではその内容を大幅に改訂した.(「序」より一部抜粋)
本書の編集企画は初版『動物の衛生』に準拠している.同書は2001年に出版されて以来,主として,畜産系教育機関の学生のよき教科書として利用されてきた.しかし,その刊行から今日までの間に,特に家畜の飼養形態とその疾病の発生状況は大きく変化し,疾病予防に対する取組み方も大きく変化した.そのため,本書ではその内容を大幅に改訂した.(「序」より一部抜粋)
略目次
第1章
動物衛生学とは(動物衛生の意義および目的/飼育動物の飼養形態と衛生学の変遷/畜産の動向/家畜の疾病と防疫の変遷/安全な畜産物の生産)
第2章
動物の生体防御機構(動物の免疫応答/母子免疫)
第3章
家畜の衛生管理(環境と衛生/牛の飼養管理と衛生/豚の飼養管理と衛生/家禽の飼養管理と衛生/その他動物の飼養管理と衛生)
第4章
動物の疾病(感染症/栄養と代謝障害/有害飼料などによる家畜の中毒/その他の疾病)
第5章
動物資源の安全性(動物資源(肉,卵,乳)の安全性/抗菌性物質などの残留問題について/One World,One Health)
第6章
畜産関連法規(行政組織/家畜生産対策/価格対策/流通対策/草地開発と土地利用/流通飼料/衛生/獣医事/薬事/競馬/環境/金融税制/その他関連法令)
第7章
野生動物,展示動物の衛生(野生動物の衛生管理/展示動物の衛生管理)
第8章
家畜排せつ物の処理と対策(家畜排せつ物と処理/悪臭の規制と対策)