2005年、教科書として小動物編と大動物編の2分冊に編纂して発刊された「獣医内科学」は、日本で唯一の獣医内科学教科書として広く用いられてきました。今回は時代に沿った大幅な改訂を行い、より充実した使いやすい教科書として、ここに第2版を発刊するものです。
　本書の特色は、各分野における専門性を有した獣医系大学教員を中心に、最新の知見にもとづいて執筆されていることであり、また多くの写真を教育に反映させるべくCD-ROMを付して便宜を図っていることです。臨床獣医学のみならず獣医学教育の発展は、常に教育内容の充実と教育制度の改革とが相伴って初めて実現されていくものです。本書は、その教育内容の充実を目指し、専門性を高めると共に社会的要請を考慮して、小動物編と大動物編とに分けて内容の充実を図っています。－「獣医内科学第2版」序文より