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園芸利用学

表紙見本写真

山内直樹 / 今堀義洋
執筆者(執筆順)山内直樹 / 泉 秀実 / 立石 亮 / 上吉原裕亮 /
加藤雅也 / 馬 剛 / 張 嵐翠 /
ウェンダコーン スミトラ / 濵渦康範 / 於㔟貴美子 /
馬場 正 / 久保康隆 / 鈴木康生 / 平 智 /
元木 悟 / 北澤裕明 / 濱中大介 / 石丸 恵 /
永田雅靖 / 中村宣貴 / 吉田実花 / 椎名武夫 /
今堀義洋 / 山脇和樹 / 伊藤真一 / 後藤昌弘 /
後藤隆子

定価 4,840円 (本体 4,400円+税)

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・ISBN:978-4-8300-4142-6 (2021年4月 発行)

・頁:312

・判型:A5判

 園芸利用学とは、「収穫後の園芸作物における品質保持の科学」といえる。本書では、特に園芸作物の中で食品として取り扱われる果実・野菜、すなわち青果物に焦点を当て、「園芸利用学」を初めて学ぶ学生を念頭に置き、青果物の食品成分特性、収穫後の代謝生理と品質変化、ならびに品質保持技術などについて平易に解説している。加えて、機能性成分と健康、安全性と衛生管理、および新たな品質保持技術など、青果物の研究を取り巻く最近の話題も取り上げており、園芸科学や食品科学分野の大学院生、試験研究機関の研究者、および流通・貯蔵に関わる技術者の方々にも、十分興味を持って読んでいただける内容となっているものと自負している。(「まえがき」より一部抜粋)

略目次

第1章

食生活の変遷と青果物の果たす役割(青果物の食品としての特徴/食生活の変遷と青果物)

第2章

青果物の生産および輸出入の変遷とサプライチェーン(生産および輸出入の変遷/青果物サプライチェーンにおける流通・貯蔵技術の果たすべき役割/青果物の安全性と衛生管理)

第3章

青果物の食品成分特性と機能性(栄養成分/嗜好成分/機能性成分/青果物と健康)

第4章

青果物の収穫後生理(呼吸/蒸散/追熟/収穫後生理と植物ホルモン/収穫後の褐変とフェノール物質代謝)

第5章

栽培環境と収穫後品質(青果物の栽培環境条件が収穫後の品質に及ぼす影響)

第6章

青果物の流通(コールドチェーンシステム/選果および輸送中の物理的傷害/流通・貯蔵前の収穫後処理/防ばい剤処理)

第7章

品質評価(青果物の品質および鮮度とは/外観から見た品質評価/化学成分分析から見た品質評価/非破壊分析から見た品質評価/バイオマーカーを用いた品質評価)

第8章

青果物の貯蔵(低温貯蔵/CA貯蔵/MA貯蔵/減圧貯蔵)

第9章

貯蔵障害および貯蔵病害(低温障害/高温障害/ガス障害/貯蔵(市場)病害)

第10章

青果物の冷凍貯蔵(冷凍貯蔵とは/冷凍貯蔵方法/急速凍結と緩慢凍結/包装資材/冷凍貯蔵中の成分変化と品質保持期間/青果物冷凍における前処理(ブランチング,シュガーリング))

第11章

青果物の一次加工(カット青果物とは/カット青果物の製造方法/包装資材/カット青果物の品質変化の特徴と品質保持方法/カット青果物の品質に及ぼす微生物の影響と制御方法)

第12章

新たな収穫後処理と品質保持(1-MCP処理/高温処理/光照射処理/エタノール処理/活性酸素種と品質保持)