農地環境工学 第2版
編 | : | 塩沢 昌 / 山路永司 / 吉田修一郎 |
定価 4,840円 (本体 4,400円+税)
送料 671円~(地域・お支払い方法によって異なります)
・ISBN:978-4-8300-4132-7 (2016年5月 発行)
・頁:328
・判型:A5判
今日、農地環境工学の課題は、生産基盤として生産性の高い農地を持続させることだけではなく、地域環境と農地との関わりを考え、自然環境を保全しながら生産性の高い食料生産の基盤と快適な農村空間を整備および維持することであり、その具体的なテーマは多様である。いっそうの大区画化による生産性の向上、畑地としても使える水田、標準的な農地整備が困難な中山間地における農地整備、生態系や景観への配慮、水田の洪水緩和機能を意図的に高める新しい工夫、などがあげられる。(「はじめに」より一部抜粋)
本書は上記のような現在の課題について、最新の情報をもとに各エキスパートにより執筆されたテキストです。
本書は上記のような現在の課題について、最新の情報をもとに各エキスパートにより執筆されたテキストです。
目 次
第1章
農地および農地環境工学(農地の役割/世界の食料生産と農地/農地環境工学の役割)
第2章
水田の灌漑と排水(水田の構造/水田の土壌/水田の灌漑/水田の浸透/水田の排水/水田の地耐力/水田の汎用化)
第3章
水田の圃場整備(農地システム/換地処分/圃場整備の土工/床締め、客土/大区画水田の整備/傾斜地での整備)
第4章
畑地の灌漑と排水(畑地の構造と土壌/畑地の灌漑/畑地の排水)
第5章
畑地の圃場整備と造成(畑地の構成/土層改良/畑地造成)
第6章
農地の保全と防災(水食/風食/地すべりとその対策/農地の災害復旧)
第7章
農地および農村の物質循環(農地と水文・水質環境/農村のバイオマス利用/農業集落排水と資源循環)
第8章
農地の多面的機能(農地の多面的機能の評価/農地の景観/農村地域の生態系)
第9章
農地整備から農村空間整備へ(農村地域における道路計画/農村土地利用計画/農地環境工学に関係する事業と法律)
第10章
乾燥地、開発地域の農地環境工学(乾燥地の灌漑と環境問題/乾燥地の塩類集積と農地管理/農業開発プロジェクト)