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■酪農分野のカーボンニュートラルの実現に向けJ-クレジットを活用 株式会社ファームノートデーリィプラットフォーム

2024-03-18 15:59 | 前の記事 | 次の記事

分離した固体分を強制発酵し敷料として利用

GHG削減に寄与する管理方法

株式会社ファームノートデーリィプラットフォーム(ファームノートDP)、丸紅株式会社(丸紅)ならびに明治ホールディングス株式会社(明治HD)は、2024年3月14日、酪農分野のカーボンニュートラルの実現に向けてJ-クレジットを活用したと発表した(参照:丸紅ニュースリリース「酪農分野のカーボンニュートラルの実現に向け、J-クレジットを活用」)。

今回の取り組みは、ファームノートDPの牧場におけるふん尿の管理方法を変更することで、温室効果ガス(以下、GHG)排出量を削減するもの。従来、畑に散布されていた乳牛のふん尿を、「貯留」からGHG排出係数が小さくより環境負荷の低い「強制発酵」に変更することで、2022年8月から1年間で149トンのCO2を削減することができた。丸紅がGHG排出量の算定やJ-クレジットの申請・販売を行い、明治HDがそのJ-クレジットを購入するという仕組み。

このような家畜排せつ物管理方法の変更により生み出されたGHG排出削減によるJ-クレジットの活用は、日本では初めての取り組み。

ファームノートDPは、ファームノートホールディングスの子会社。丸紅はファームノートHDに2021年に出資している。明治HDは2023年に出資し、明治グループが研究開発する素材・商品における実証実験の場としてファームノートグループが経営する牧場を活用。

参照:JVM NEWS