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アニコム損害保険株式会社は、2024年3月7日、「2023最新版 ペットにかける年間支出調査」を発表した(参照:アニコム損害保険株式会社ニュースリリース「2023最新版 ペットにかける年間支出調査」)。同社のペット保険契約者へのアンケートをもとに、2023年の1年間にペットにかけた年間支出額を調査したもの。
§調査方法
- 対象:アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の契約者
- 調査期間:2023年1月1日~12月31日の1年間
- 内容:ペット1頭へ支出した費用をインターネット上でアンケートを実施
- 有効回答数:5,217(2022年分調査の有効回答数は2,388)
犬・猫それぞれについて1年間にかける費用は、犬が338,623円(前年比94.8%)、猫が169,281円(前年比105.3%)という結果。
・犬にかける費用
増加したのは、「シャンプー・カット・トリミング(前年比102.0%)」「首輪・リード(前年比102.0%)」「交通費(前年比111.3%)」であった。このうち、「首輪・リード」と「交通費」は外出に関連する費用で、アンケート回答には「コロナが落ち着き、外出が増えた」「旅行が多かった」「イベントにたくさん参加した」など、犬と一緒に出かける機会が増えたという飼い主のコメントが多く寄せられた。
・猫にかける費用
増加したのは、「フード・おやつ(前年比106.6%)」「サプリメント(前年比125.9%)」であった。アンケート回答には「フードを上質なものに変更した」「便通改善のサプリメントを利用した」「歯のケアをするおやつを増やした」など、愛猫の健康を気遣う飼い主のコメントが多く寄せられた。
・特別な1日
誕生日やクリスマスなどの記念日を、ペットとお祝いする飼い主も多くいる。犬の飼い主の84.0%、猫の飼い主の62.3%がペットの誕生日をお祝いすると回答し、プレゼントなどにかける費用は犬が4,013円、猫が2,309円であった。中には、誕生日祝いに3万円以上をかけるという回答も。内容としてはケーキやおやつ、おもちゃをプレゼントしてお祝いするほか、記念写真を撮ったり、旅行に出かけたりといった回答も見られた。また、クリスマスを祝うのは、犬が41.8%、猫が24.2%で、かける費用は、犬が2,362円、猫が1,073円であった。
・うさぎと小動物
うさぎと小動物(ハリネズミやハムスターなどで、鳥、フェレット、モモンガ、リス、チンチラ、モルモット、ネズミ、カメ、トカゲ、ヘビを含む)にかける費用は、合計金額を見ると微減となったが、「飼育に伴う追加の光熱費」が犬・猫よりも高い点は、前年同様であった。うさぎや小動物は温度管理が重要なことから、エアコンを利用するのはもちろんのこと、専用のヒーターやライトなどで適正な温度を保つため光熱費がかかる。