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鹿児島大学の大和 修先生や湧永製薬株式会社らの研究グループによる「犬の歯肉炎に対する熟成ニンニクエキスの治療効果」の論文が「Frontiers in Veterinary Science」誌に掲載された。
- Therapeutic effect of aged garlic extract on gingivitis in dogs
- 「Frontiers in Veterinary Science」06 November 2023
論文にまとめられた実験では、熟成ニンニクエキスの投与による溶血性貧血などの副作用は認められず、症状、血液学的・血清生化学的パラメータに悪影響を及ぼすことなく、歯肉指標スコア、呼気中の揮発性硫黄化合物レベル、および歯周病原菌の酵素活性が改善した等の結果。熟成ニンニクエキスは犬の歯肉炎の治療薬として期待される。
また、同論文は科学情報サイト「Phys.org」にも取り上げられた。
- 参考JVM NEWS(2023-08-08掲載):「熟成ニンニク抽出液で犬の口腔内を健康に」