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■農研機構による気候変動適応品種

2026-06-16 13:54 掲載 ・2026-06-18 13:29 更新 | 前の記事 | 次の記事

農林水産省では、高温耐性品種等の開発を「農林水産省気候変動適応計画」に位置付けて推進している。

気候変動による生育・品質障害や病害虫被害の発生リスクが増大しており、更なる品種開発と早急な普及が必要とされる。

これまでに農研機構で育成された気候変動適応品種には、水稲「にじのきらめき」、小麦「夏黄金」、大豆「そらシリーズ」、甜菜「カチホマレ」、リンゴ「錦秋」「紅みのり」、ブドウ「グロースクローネ」などがあるが、飼料作物も「夏ごしペレ」「まきばゆうか」が開発されている。

・ペレニアルライグラス「夏ごしペレ

  • 主な特性:越夏性の高い牧草品種。
  • 普及状況:東北地域を中心に普及。

・オーチャードグラス「まきばゆうか

  • 主な特性:越夏性の高い牧草品種。
  • 販売:2025年度に市販が開始された。寒冷地低標高地~暖地中標高地で普及が期待される。

今後、数年間を目途に求められる新品種として、以下のものをあげている。

  • 高温不稔障害が少ない業務・輸出向け水稲品種
  • 高温下でも高品質・多収な小麦・大豆品種
  • 肥料低減が可能なBNI能を強化した小麦品種
  • 複合病害虫抵抗性を持つ多収性かんしょ品種
  • 湿害に強い多収性とうもろこし品種
  • 摘果作業を軽減できる日本なし品種
  • 高温下でも浮皮しにくいかんきつ品種
  • 高温下でも裂果しにくいトマト品種