HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事
農林水産省では、高温耐性品種等の開発を「農林水産省気候変動適応計画」に位置付けて推進している。
気候変動による生育・品質障害や病害虫被害の発生リスクが増大しており、更なる品種開発と早急な普及が必要とされる。
これまでに農研機構で育成された気候変動適応品種には、水稲「にじのきらめき」、小麦「夏黄金」、大豆「そらシリーズ」、甜菜「カチホマレ」、リンゴ「錦秋」「紅みのり」、ブドウ「グロースクローネ」などがあるが、飼料作物も「夏ごしペレ」「まきばゆうか」が開発されている。
・ペレニアルライグラス「夏ごしペレ」
- 主な特性:越夏性の高い牧草品種。
- 普及状況:東北地域を中心に普及。
・オーチャードグラス「まきばゆうか」
- 主な特性:越夏性の高い牧草品種。
- 販売:2025年度に市販が開始された。寒冷地低標高地~暖地中標高地で普及が期待される。
今後、数年間を目途に求められる新品種として、以下のものをあげている。
- 高温不稔障害が少ない業務・輸出向け水稲品種
- 高温下でも高品質・多収な小麦・大豆品種
- 肥料低減が可能なBNI能を強化した小麦品種
- 複合病害虫抵抗性を持つ多収性かんしょ品種
- 湿害に強い多収性とうもろこし品種
- 摘果作業を軽減できる日本なし品種
- 高温下でも浮皮しにくいかんきつ品種
- 高温下でも裂果しにくいトマト品種