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■FASAVAとロイヤルカナンがパートナーシップを締結 アジア太平洋地域における次世代獣医師の育成などを支援

2026-01-20 14:36 掲載 | 前の記事 | 次の記事

ラウンドテーブルの様子

ロイヤルカナンは、2026年1月6日、FASAVA(Federation of Asian Small Animal Veterinary Associations、アジア小動物獣医師会連盟)と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。

この締結は、教育を通じて次世代の獣医師の成長を支援し、獣医療によるペットの健康促進とその成果を強化するという目標を掲げており、共にアジア太平洋地域の獣医師の専門力の強化を目指す。さらにペットのヘルスケア水準の向上にも取り組み、以下の活動を推進していくと表明している。

  • 地域全体で次世代獣医師の育成を支援し、優秀な人材の発掘およびベストプラクティスを共有
  • 対面およびデジタルを活用した新たな教育機会を模索し、特に疾病を抱えるペットに対する診療プロトコル、子犬・子猫の健康、予防医療および高齢期の健康管理に関する知見の拡大
  • アジア太平洋地域の獣医療エコシステム全体において栄養学教育を推進し、栄養の重要性に関する臨床認識の向上

ロイヤルカナンは科学に基づく理念を活かし、栄養が犬や猫の健康において果たす重要な役割を伝えることで、獣医師への学術的サポート体制をさらに強化していく。

FASAVAはアジア太平洋地域における継続的専門能力開発(CPD)の必要性を共有する有志の獣医師会リーダーたちによって2005年に設立され、第32回 WSAVA World Congress (WSAVA 2007)において正式に活動を開始した。現在、同地域全体の28の加盟団体を擁し、各国間の連携を促進することで、獣医師とペットにとって支援的な環境の構築を目指している。旗艦イベントである「FASAVA Congress」に加え、年間最大4回のCPDイベントを主催している。

ロイヤルカナンは、FASAVA 2025(2025年10月31日~11月2日、韓国・大邱)においては、栄養学に関する米国獣医内科学会 栄養学専門医Nick Cave氏の講演を協賛し、大会前日の10月30日にはヘルシーエイジングをテーマにラウンドテーブル「ペットのヘルシーエイジング-長く、幸せな一生のために」を開催した。

ラウンドテーブルに参加したメンバーは、Joy Lee先生(韓国)、Nick Cave先生(ニュージーランド)、Rachel Korman先生(オーストラリア)、Shinguen Kim先生(台湾)、Rungrote Osathanon先生、Sirilak Surachetpong先生(タイ)、佐藤雅彦先生(どうぶつの総合病院)、枝村一弥先生(日本大学)、石井千絵先生(ロイヤルカナンAPAC、麻布大学)で、獣医療の課題と機会、栄養と健康管理、診断・モニタリングの技術革新、効果的なコミュニケーションや個別ケアについて深い洞察を共有した。また、ロイヤルカナンが提示した調査結果を元に、高齢期のペットにおける栄養についての検討もなされた。

§FASAVA会長 石田卓夫先生の締結にあたってのコメント

FASAVAは、アジア太平洋地域の獣医師会を結束させ、専門スキルの向上と動物福祉の発展を目指して活動しています。今回のロイヤルカナンとのパートナーシップは、私たちの使命と完全に一致するものであり、この協働を通じて、獣医師とペットにとってより競争力があり支援的な環境を築いていけることを大いに期待しています。業界パートナーの支援によってこそ、私たちは会員獣医師に対して教育や助言、連携の機会を提供し、同地域における重要な課題に対して発信・提言することができるのです。