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■佐渡トキ保護センターの26歳のトキ「優優」が死亡

2025-11-27 15:17 掲載 | 前の記事 | 次の記事

環境省は、2025年11月26日、佐渡トキ保護センターで飼育していた26歳の雄のトキ「優優」が11月24日(月)に死亡したと発表した(参照:環境省「プレスリリース」)。

「優優」は、1999年に中華人民共和国から天皇陛下(当時)に贈呈された雄「友友」と雌「洋洋」の子で、国内で初めてトキの人工孵化で生まれた個体。

9月の健康診断時には優優に異常は見られず、11月21日までは食欲も十分にあった。

11月22日に採食量の低下が認められ、元気がない様子も見られたため、要経過観察に。11月23日朝の給餌時に、飼育担当者が近づいても動かなかったため捕獲し、高病原性鳥インフルエンザについて簡易検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルスは陰性反応であった。自力採食ができず、獣医師による強制給餌が開始された。

11月24日には与えた餌を吐き戻すことが多くなり、午後3時10分に死亡が確認された。死亡後の高病原性鳥インフルエンザの簡易検査でも陰性反応であった。

死因の解明のため、新潟県中央家畜保健衛生所で病性鑑定が行われる。