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環境省は、2025年11月5日、「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会(第19回)」を対面およびオンラインで開催した。会議の模様は、YouTubeでライブ配信された。
「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」は、2018年3月に設置され、2022年3月の第10回検討会まで審議を行い、「第一種動物取扱業者及び第二種動物取扱業者が取り扱う動物の管理の方法等の基準を定める省令」(2021年6月施行)の制定、「動物取扱業における犬猫の飼養管理基準の解釈と運用指針~守るべき基準のポイント~」の作成に尽力してきた。これにより動物取扱業の犬と猫の飼養管理方法が厳格に規定され、自治体職員の管理指導内容が明確となった。
第10回審議会において犬、猫以外の動物の管理基準の作成にも着手することが決定し、以降、2022年10月の第11回検討会から今回の第19回検討会まで審議を重ね、犬・猫以外の哺乳類を加えた省令の改正案、飼養管理基準案がほぼまとめられた。
今後は、犬・猫以外の哺乳類の飼養管理基準について、中央環境審議会動物愛護部会の審議、パブリックコメント等の手続き、第20回検討会を経て、2026年度に改正省令の公布、解説書の公表が行われる。
次いで、2026年度以降は、ワーキンググループでの検討が進んでいる爬虫類の飼養管理基準を。検討会が審議していく。
§動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会のメンバー(五十音順、敬称略)
- 磯部 哲(慶應義塾大学 教授)
- 加隈良枝(帝京科学大学 准教授)
- 佐藤衆介(東北大学名誉教授)
- 渋谷 寛(渋谷総合法律事務所 所長、弁護士)
- 武内ゆかり(座長、東京大学大学院 教授)
- 田中 治(クウ動物病院グループ 代表獣医師、日本獣医エキゾチック動物学会 理事)
- 戸田光彦(自然環境研究センター 研究主幹)
- 水越美奈(日本獣医生命科学大学 教授)
- 三輪恭嗣(日本エキゾチック動物医療センター 院長、日本獣医エキゾチック動物学会 会長)