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環境省は、2025年10月3日、「野生生物小委員会(令和7年度 第36回)」において、「⿃獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の⼀部を改正する法律」の施⾏に関する報告を行った。
その資料「⿃獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の⼀部を改正する法律の施⾏について」は、以下のものがまとめられている。
- クマの生息及び被害状況
- 令和7年度のクマの出没や被害状況について
- ⿃獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の⼀部を改正する法律の概要
- 改正鳥獣保護管理法の施行に向けて
- 参考1「緊急狩猟ガイドライン概要(令和7年7月公表)」
- 参考2「緊急狩猟に係る現地研修会の開催の様子」
- 参考3「クマ人材データバンク概要」
- 「鳥獣保護管理の基本的な指針」の第14次改正について
「クマ人材データバンク」は、平時から市町村が行う体制整備に活用可能な、緊急狩猟の委託候補者に係る情報が登録された人材バンクで、2025年8月に創設された。
「鳥獣保護管理の基本的な指針」の第14次改正は、鳥獣管理の強化、鳥獣の保護の推進、人材育成・確保、野生鳥獣に由来する感染症対策などが要点となっており、2026年6月にパブリックコメントの募集、9月に告示を目指している。
また、環境省は、9月11日に「令和7年度第1回クマ被害対策等に関する関係省庁連絡会議」を開催している。その議事テーマは、以下の通り。
- 環境省による令和7年度のクマ類の出没および人身被害の状況の説明。
- 「クマ被害対策施策パッケージ」を連携して策定した環境省、警察庁、農林水産省、林野庁、国土交通省の各省庁のクマ対策の取組み状況の情報共有。
- 兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 兵庫県森林動物研究センターの横山真弓教授による講演「クマ類の管理に関する現状評価と行動特性」
- 参考:環境省Webサイト「クマに関する各種情報・取組」