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■どうぶつたちの“暑さ”対策、ほぼ100%の飼い主が実施中 アニコム損害保険株式会社が調査

2025-07-16 16:19 掲載 | 前の記事 | 次の記事

アニコム損害保険株式会社は、2025年7月3日、「どうぶつさんの暑さ対策に関するアンケート」の結果を発表した(参照:アニコム「ニュースリリース」)。アンケートは、同社が提供する契約者専用アンケートサイト「ani voice」にて実施した。

  • 調査期間:2025年5月16日~5月30日
  • 対象:アニコム損害保険株式会社のペット保険引受対象どうぶつ15種の飼い主(犬・猫・その他のどうぶつの多種飼育を含む)
  • 総回答数:3,347人
  • 備考:どうぶつ種ごとの集計においては、多種飼育の場合は各どうぶつそれぞれ1カウントして集計

・暑さがどうぶつに与える影響で不安に思っていること

  • 1位 熱中症(91%)
  • 2位 水分不足(67%)
  • 3位 食欲低下(45%)

どうぶつ種別では、1位はいずれも「熱中症」である点は共通しているものの、不安に感じるポイントには違いが見られた。散歩の機会が多い犬では「熱されたアスファルトなどによる火傷」、猫では「水分不足」、うさぎでは「食欲低下」が多い。

・自宅での対策

自宅での暑さ対策として、一緒に過ごす際には97%、留守番時には93%の飼い主が「エアコンを使用している」と回答。

水分不足を懸念する傾向が高かった猫の飼い主では「複数の場所に飲み水を置いている」が他のどうぶつ種に比べて多く見られた。

うさぎや鳥の飼い主では、「一緒に過ごす際に温度・湿度を計測している」と回答した割合が他のどうぶつ種より高く、加えて、留守番時にも外出先から室内の温度・湿度を確認できるよう対策している様子がうかがえた。

・外出時の対策

犬の飼い主に、外出する際に最も多く実施している対策を聞いたところ、「涼しい時間帯を選んで外出する」が8割以上にのぼった。特に夏場の散歩時間は、「夜(18時以降)」が最多(59%)で、「早朝(4~6時頃)」も冬場の3倍以上に増加しており、日中の高温を避け、季節に応じて時間帯を工夫している様子がうかがえる。

・水分補給の工夫

水分補給に関して、フード面でどのような工夫をしているかを聞いたところ、「特に工夫していない(27%)」を除くと「ウェットフードを与える」が最も多く、特に猫の飼い主では54%にのぼった。

その他にも、「氷を与える」(犬の飼い主31%)や「ペースト状のフード(おやつ)を与える」(猫の飼い主45%)といった工夫も多数見られた。

アニコムからのメッセージ

西日本でも梅雨明けが報じられ、6月として真夏日・猛暑日が最多となった地点も多く、7・8月はより一層厳しい暑さになることが予想されます。熱中症はどうぶつたちにとって重大なリスクのひとつですが、飼い主様の日々の適切な対策によって「防げる病気」です。

当社では、犬・猫それぞれに特化した「熱中症週間予報」(2025年4月25日~9月末予定)をSNSで配信しています。日々の散歩や留守番時の室温管理、フードの工夫などにご活用いただき、どうぶつたちが安全で快適に夏を過ごせるようお役立てください。