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■家畜の感染症への迅速なワクチン供給 ベーリンガーインゲルハイム

2025-05-27 13:56 掲載 | 前の記事 | 次の記事

ベーリンガーインゲルハイムは、2025年4月2日、2024年の業績や動向を発表した。

同社の医薬品による治療を受けた患者は引き続き増加し、6,600万人(対前年同期比8.0%増)に到達した。グループ全体の売上高は、268億ユーロ(前年同期比6.1%増)で、研究開発(R&D)投資額は、グループ全体の売上高の23.2%に相当する62億ユーロに増加した。

アニマルヘルス事業の2024年の売上高は、主にペット用寄生虫駆除薬および治療薬と、鶏や牛の領域が牽引し、47億ユーロ(前年同期比1.9%増)となった。寄生虫駆除薬の「ネクスガード」の売上高は14億ユーロ(前年同期比14.0%増)で、業界トップセラーブランドの地位にある。

昨年、ベーリンガーインゲルハイムは、鳥インフルエンザやブルータング(青舌病)、口蹄疫などの越境性動物疾病(TADs)である家畜の伝染性疾病に対し、ワクチンや技術的な支援を迅速に提供し、畜産農家および各国政府を支援した。

また同社は、狂犬病撲滅に向けた世界的なイニシアチブの一環として、狂犬病がまん延している国に4,600万回分の狂犬病ワクチンを提供し、ワクチン接種キャンペーンを支援した。

ベーリンガーインゲルハイムは1885年に創業し、株式を公開しない企業形態により、長期的な視点を維持し、バリューチェーン全体にサステナビリティを組み込んだ活動を行っている。約5万4,500人の社員が130か国以上で活動している。