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環境省は、2024年10月24日、日中政府の合意により中国に返還することとなっているトキ16羽を10月31日に羽田空港から北京に移送すると発表した(参照:環境省プレスリリース「中国へのトキ16羽の返還について」)。
国家林業・草原局等から計4名の中国側代表団が訪日し、10月29日、新潟県・佐渡市のトキ交流会館で引渡し署名を行う予定。
環境省と中国の国家林業・草原局との覚書により、中国から提供されたトキから生まれた個体の所有権は次のとおりとなっている。
- 華陽(雄):奇数子は日本、偶数子は中国
- 溢水(雌):偶数子は日本、奇数子は中国
- 楼楼(雄):奇数子は日本、偶数子は中国
- 関関(雌):偶数子は日本、奇数子は中国
中国政府との調整で、2016~2022年に生まれた個体のうち中国に所有権のある「16羽」を返還することとなった。今回で8回目の返還となる。
返還される16羽は、高病原性鳥インフルエンザ等の感染症の検査を行うため、佐渡トキ保護センターで10月9日から検疫のため隔離されている。