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環境省は、2024年10月23日(水)、「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会(第16回)」を東京都内で開催した。検討会はライブ配信公開された。
「犬猫以外の哺乳類の飼養管理基準」をつくるための討議が積み重ねられている。動物取扱業が取り扱う動物種が多岐にわたり、その飼養にかかわる事項のエビデンスを揃えるにも時間がかかり、基準設定は一筋縄ではいかず、審議は慎重に時間をかけて進められている。また、「爬虫類飼養管理ワーキンググループ」による爬虫類に関する調査も取り掛かっている。
第16回目の会議では、飼養管理基準案のうち、展示時間帯、輸送後の目視観察、夜間営業の項目についてのまとめが提示され、異論は出なかった。
また、飼養管理基準の解説書(「動物取扱業における犬猫以外の哺乳類の飼養管理基準の細部解釈と運用指針」)も作成されることになっており、解説書には、基準の細部解釈や行政職員に向けた「チェックポイント」、動物取扱業者に向けた「参考」「推奨事項」も収載される。
今回は、以下の細部解釈が討議された。
- 清掃
- 従業員の員数
- 状態悪化時の受診
- 輸送に際しての給餌・給水
- 繁殖
- 訓練方法
今年度中に第17回目の検討会が行われる予定。