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株式会社EXORPHIAは、2024年5月29日、共立ホールディングス株式会社および共立製薬株式会社と業務資本提携契約を締結し、ペット用エクソソーム製剤の共同開発に着手すると発表した(参照:株式会社EXORPHIA NEWS「エクソソーム創薬のEXORPHIAと共立HDおよび共立製薬が提携し、ペット用エクソソーム製剤の共同開発に着手」)。
エクソソームとは、細胞から分泌されるナノサイズの微粒子。幹細胞由来のエクソソームは、薬効成分を損傷した組織に運ぶことにより、病気やケガからの回復を助ける作用があることが分かっている。
株式会社EXORPHIAは、エクソソームを活用した治療用製剤の研究開発・製造を行うベンチャー企業。独自の細胞活性化技術により、高い抗炎症作用と組織修復作用を有するエクソソームの製造に成功している。
今回の提携により、株式会社EXORPHIAのエクソソーム創薬プラットフォーム技術と共立製薬株式会社の動物医療における知見を融合し、慢性腎臓病、心疾患、腸炎、皮膚炎など、ニーズの高い疾患を対象としたペット用エクソソーム製剤の開発を共同で進める。
共同開発により得られた知見やデータは、株式会社EXORPHIAがヒト用エクソソーム医薬品への応用を図る一方、共立製薬株式会社は共立ホールディングス株式会社を介して、日本国内におけるペット用エクソソーム製剤を独占販売する。