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公益社団法人日本動物病院協会は、2024年4月1日、新認定動物病院制度を開始した。
同協会は「人と動物の共生社会の実現」を理念としている。その理念に照らし診療の質や施設、労働コンプライアンス等の基準を満たす動物病院を「スタンダード認定」(これまでの認定病院基準に相当)とし、さらに上位基準として、「学術認定」・「社会貢献認定」・「ホワイト認定」が新設された。
上位認定は、動物病院の取り組みに応じて認定を取得することで、家族や求職者に、より動物病院の特徴や魅力が伝わりやすくなっている。
2024年5月現在の認定取得動物病院数は、スタンダード認定168病院、学術認定67病院、社会貢献認定37病院、ホワイト認定114病院。
・スタンダード認定
JAHA正会員病院の一員として、「ヒューマン・アニマル・ボンド(人と動物の絆)」、「人と動物の共生社会の実現」の理念の下に、診療の質や設備、労働環境等について一定の基準を満たし、地域貢献活動に積極的に取り組む動物病院を認定。
・上位認定
上位認定の取得には「スタンダード認定」の取得が必須。満たしている基準に応じてグレード1(★)~グレード3(★★★)が付与される。
- 学術認定:
- 学術向上に対する取り組みを評価する認定。JAHA認定医をはじめとする認定医・専門医等の資格取得、獣医学の継続教育セミナーの受講、学会発表・論文発表等について、積極的な取り組み実績のある動物病院を認定。
- 社会貢献認定:
- 社会貢献に対する取り組みを評価する認定。アニマルセラピー、人と動物が幸せに暮らすための飼い方・しつけ指導、保護犬保護猫の譲渡活動への協力など、動物病院としての社会貢献活動に、積極的な取り組み実績のある動物病院を認定。
- ホワイト認定:
- 活き活きと働ける職場環境についての取り組みを評価する認定。従業員が長期にわたり活き活きと働ける環境を整え、働きがいを支える教育制度や人材育成に積極的な動物病院を認定。