HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事
第20回日本獣医内科学アカデミー学術大会が、2024年2月23日〜2月25日、東京国際フォーラムで行われた。
77題の発表があった一般演題は審査され、「臨床研究アワード」「症例アワード」「研究アワード(JVM賞)」それぞれ2題ずつが選ばれて、展示会場に設けられた特設ステージで表彰された。
研究アワード(JVM賞)の受賞者とそのテーマは次のとおり。
- イヌ高悪性度消化器型リンパ腫の予後改善に向けた薬剤スクリーニングによる新規治療薬候補の探索
- 平尾雅貴先生(大阪公立大学小動物臨床医学教室)
- 組織球系細胞株を用いた猫コロナウイルス感染に伴う発現変動遺伝子の解析
- 並木裕人先生(東京大学獣医内科学教室)
なお、JVM賞の最終審査対象は8演題で、残りの6演題は以下の通り。
- 犬の消化管に対するポリヒドロキシ酪酸経口投与の効果
- 泉部瑠菜先生(麻布大学小動物内科学研究室)
- 膵リパーゼ測定における免疫学的測定法および酵素基質法の特異性評価
- 原田大輝先生(酪農学園大学附属動物医療センター)
- 健常犬由来結腸オルガノイドを用いたGut-on-a-chipの創出、および細菌共培養系の検討
- 長尾乙磨先生(ワシントン州立大学獣医学部獣医臨床科/東京大学獣医内科学教室)
- イヌ尿路上皮癌におけるERBB2/Akt経路を介した解糖系亢進と抗腫瘍免疫応答に及ぼす影響の解析
- 加藤大樹先生(山口大学獣医臨床病理学学研究室)
- 犬のがんバイオマーカーとなるmiRNAの同定とがん予測の検討
- 大野太輔先生(東京大学獣医臨床病理学教室)
- 5-アミノレブリン酸が猫のリンパ球に及ぼす影響の検討
- 千々和愛花先生(山口大学獣医臨床病理学学研究室)
また、「臨床研究アワード」と「症例発表アワード」の受賞者とテーマは以下の通り。
§臨床研究アワード
- 一過性の前庭徴候を呈した犬30例の臨床的特徴と診断(2016-2023)
- 山口敬央先生(北海道大学附属動物病院)
- 猫の鼻咽頭狭窄48症例における回顧的研究および最適なバルーン拡張プロトコールの検討
- 谷口哲也先生(日本獣医生命科学大学獣医放射線学研究室)
§症例発表アワード
- PEG化リポソーム封入型ドキソルビシンが奏効した肉腫NOSの犬の1例
- 北川弘之先生(東京大学附属動物医療センター)
- 腸管切除範囲の決定に微小血管イメージング(Detective flow imaging)が有用であった小腸軸捻転の犬の1例
- 川端麻希先生(酪農学園大学附属動物医療センター)