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■アニコム『家庭どうぶつ白書2023』が公開される

2023-12-22 14:32 | 前の記事 | 次の記事

犬の平均寿命の推移

猫の平均寿命の推移

犬と猫の平均年間診療費

アニコム ホールディングス株式会社は、2023年12月19日、どうぶつの疾患統計などをまとめた『家庭どうぶつ白書 2023』を公開した。

『家庭どうぶつ白書』は、アニコム損害保険株式会社のペット保険の保険金請求データや、独自のアンケート調査の結果等をまとめたもので、2010年から毎年公開されている世界最大規模のペット統計データ集。

犬と猫の平均寿命を調査した結果、犬は14.2歳、猫は14.7歳であった。いずれも過去最長(調査開始の2008年以降のデータによる)であった昨年の調査から更に延び、特に猫は昨年と比べて+0.3歳と、過去10年のうちで最も延びている。

このような長寿化をふまえ、今回の『家庭どうぶつ白書2023』では、高齢どうぶつのデータをより充実させている。たとえば犬と猫の平均年間診療費における年齢推移が調査され、15歳の平均年間診療費は、最も低い1歳の平均年間診療費に比べ、犬は4.7倍・猫は4.5倍に増加していることが分かった。その他にも、高齢犬・猫に多い疾患や、犬と猫の死因や死亡率などを紹介している。

アニコム ホールディングス株式会社の『家庭どうぶつ白書』制作の想い

 「データの公開を通じて“予防”につなげたい」という想いから、アニコムが10年以上にわたって発行し続けている『家庭どうぶつ白書』。アニコムのペット保険にご契約いただいているどうぶつたちの属性(品種や年齢、性別など)や、健康状態(ケガや病気といった、年間400万件超の保険金請求情報)を分析し、データ集としてまとめています。データは、言葉を話せないどうぶつの声を聞くための手段でもあります。たとえ人間の言葉で会話ができなくても、彼らの情報をデータという形にいわば“翻訳”することで、どうぶつの声を聞き、その先の健康を守りたいという想いで、『家庭どうぶつ白書』を制作しています。