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■PROFESSIONAL SEMINAR in 2023「犬猫の真の健康を守る、持続可能なシェルター環境」が行われる アーカイブ配信12月15日まで
ロイヤルカナン ジャポンは、2023年11月3日、秋葉原コンベンションホール& Hybrid スタジオにて「PROFESSIONAL SEMINAR in 2023」を開催した。セミナーのテーマは「犬猫の真の健康を守る、持続可能なシェルター環境」。会場には、80名近いシェルター関係者が参加し、講師3名による講演を聴講した。また同社は、12月7日、講演内容の概要を公表した。
田中亜紀先生(日本獣医生命科学大学)は「シェルターでの病気を防ぐために~家庭とは違う、動物福祉を大切にしたお世話のポイント~」をテーマに講演し、ストレスや病気になるリスクの多い多頭飼育環境での群管理のポイントやかかりやすい病気、シェルターにおけるワクチン接種計画についてシェルターメディスン(動物保護施設における獣医療)の観点から解説した。
溝上奈緒子さん(NPO法人ねこけん、株式会社560Group、株式会社ねこLaboratory)は「ボランティアファーストで実現する自走するシェルター運営」をテーマに、譲渡会の参加や譲渡の条件をはじめとしたルールの明確化から、組織構成や人材育成などの運営面、ふるさと納税を活用した資金調達や企業協賛まで、活動を持続可能なものとするためのポイントやノウハウを紹介した。
平 瑛美先生(ロイヤルカナン ジャポン)は「スムーズな譲渡につなげるために~犬と猫の目線で考える飼養管理のポイント~」をテーマに、譲渡機会の逸失につながるストレスに対処するために必要な環境整備について講演。犬と猫の気持ちやボディランゲージを理解することや、光、騒音、換気をはじめとした環境だけでなく、動物の状態をしっかりと観察することも重要だと説明した。
「PROFESSIONAL SEMINAR」は犬と猫を取り巻く環境の向上と、シェルター・ブリーダー・訓練所等の犬と猫の専門家のビジネスの持続的な発展を目的として、ロイヤルカナンが定期的に開催している学術セミナー。知識共有の場として、犬と猫の栄養学、繁殖学、行動学、衛生管理などをテーマに、大学教授や獣医師などによる講演を提供している。
同セミナーの模様は「特設サイト」でアーカイブ配信中。