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■わんわんマルシェを開催で地域とのつながり 麻布大学

2023-11-28 17:22 | 前の記事 | 次の記事

麻布大学は、2024年1月6(土)~7日(日)、「地域のつながりと住民の幸福度を高める」ことを目指した「わんわんマルシェ」を開催する(参照:麻布大学プレスリリース)。

同イベントは、研究課題「ヒトイヌ共生によるWell-beingの向上―身体・向社会性・社会ネットワークの強化との関連」(令和5(2023)年度科学研究費助成事業「基盤研究(S)」、代表:菊水健史先生)の研究として実施され、介在動物学研究室の菊水健史教授と永澤美保准教授が担当する。

イヌはヒトと街のつながりに貢献し、それは最終的には個人の幸福度を向上させると考えられる。今回のイベントはそれを実証するための社会実装研究の1つとなる。イベントは相模原市中央区役所、一般社団法人相模原市獣医師会、にこにこ星ふちのべ商店会、株式会社ドッグラン・ラボが協力する。

「わんわんマルシェ」の来場者において、飼い主さんネットワークが形成されるのか、地域の商店街や住民との間にも接点を設け、これらの接点が次第に強化、拡張され、最終的には数年度の地域住民のウェルビーイングが向上するかを明らかにしていく。

具体的にはアンケート調査によって、わんわんマルシェ開催前後(数年単位)における地域のつながりと住民の幸福度に違いがあるかをみる。

同研究によって、現在の日本が抱える課題である先進国最下位のウェルビーイングや、児童や家庭の孤立、地域社会の崩壊などの問題解決にもつながることが期待される。