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■募集 JICA海外協力隊

2023-05-22 12:53 | 前の記事 | 次の記事

国際協力機構は、2023年5月19日、JICA海外協力隊の2023年春募集の受付を開始した。

§獣医・衛生(一般案件)

  • サモア/動物健康・生産課
  •  サモア農業水産省を拠点とし、国内の畜産農家を巡回し、家畜(主に牛、豚、羊)の検診と畜産農家への疾病予防指導等を行い、獣医助手およびスタッフに対して獣医補助業務を指導する。サモアに輸出入される農産物の検疫に係る業務にも取り組む。獣医師 大卒(獣医学)、20~45歳。
  • サモア/サモア動物愛護協会
  •  動物愛護協会のクリニックで、ペットの診察や治療を行う。近年で深刻な問題となっている放し飼いの犬や猫に対する避妊・去勢手術の推進、登録プロジェクトに協力し、地域住民に対し、適切な動物の飼い方についての啓蒙活動を行う。獣医師、大卒(獣医学)、20~45歳。
  • パラオ/農業局畜産課
  •  同僚と共に、養豚・養鶏農家に対する診療サービス、繁殖・飼養技術指導を行い、同僚の知識・技術の向上を支援する。同僚に対し食肉衛生検査に係る実践的能力養成のための技術指導や研修を行う。獣医師、実務経験(2年以上)。病理検査、微生物学検査の経験、食肉衛生検査の経験のあることが望ましい。
  • ウガンダ/ウガンダクレイン乳製品協同組合(UCCCU)
  •  ウガンダ最大の酪農地帯の酪農組合が保有する家畜疾病診断研究室に配属となり、診断技術の向上、治療に関する助言等を行う。獣医師。
  • ザンビア/シンダ郡家畜事務所
  •  首都ルサカから東へ約400kmに位置するシンダ郡家畜事務所で、地区の畜産農家を対象に家畜の疾病管理に取り組む。一般的な疾病に対する指導や啓発、人獣共通感染症予防のための公衆衛生活動等も行う予定。獣医師、大卒(獣医学)、 実務経験(2年以上)。
  • ザンビア/ザンビア大学獣医学部
  •  日本政府の協力でザンビア大学獣医学部附属動物病院に導入されている画像診断、臨床病理、麻酔、診察室・手術室、入院室、往診などの最新機器を活用し、同僚臨床獣医師、技術職員、学生などに、現代的な小動物診療が実施できるよう指導する。獣医師、大卒(獣医学)、実務経験(2年以上)。
  • セネガル/リンゲール県畜産局
  •  セネガルの中で最も畜産業が盛んな地域において、畜産農家の生活の実態を様々な視点から観察・分析をし、彼らが直面している課題や問題点を配属先と共有しながら、畜産農家の繁殖技術力や家畜の疾病予防などの技術力向上を目指す活動を行う。獣医師、20~45歳。
  • ニカラグア/国立動物園
  •  国立動物園の獣医師として、野生動物の保護、展示および救援センターの動物の世話、健康管理、治療、リハビリを行うと共に、環境教育や、リハビリを受けた動物を自然環境に戻すための活動を行う。獣医師、大卒(獣医学)、実務経験(10年以上)、野生動物の管理の経験。

§家畜飼育(一般案件)

  • フィリピン/ボホール州獣医事務所
  •  ボホール州の獣医事務所に所属し、酪農・養鶏飼料の開発に協力する。健康で高品質かつ経済的な家畜生産をめざし、コストの高い既存の商業飼料ではなく、地元原料を活かした栄養価の高い飼料供給を目指し、地域における酪農・養鶏産業の発展に寄与する。大卒(畜産学)、実務経験(2年以上)。飼料給餌、飼料配合経験、サイレージ生産経験があるとなおよい。
  • ブータン/国立家畜栄養研究開発センター
  •  ブータン中央に位置する県の国立家畜栄養研究開発センターのラボラトリーにて家畜飼料の検査、分析を行い、飼料の安全性について助言を行う。また同僚に高速液体クロマトグラフを使用した検査方法を指導する。大卒、実務経験(3年以上)、20~45歳。HPLCを用いた検査経験、家畜飼料の検査経験は必須。
  • フィジー/コロニビア農業試験場
  •  フィジーを代表する農業研究施設である配属先の家畜研究部署で家畜栄養生理や飼料分析の技術支援を行い、乳牛1頭当たりの生乳生産量の増加を目指す。また、必要に応じて全国各地の農業研究施設や農家に対して助言や技術指導を行う。大卒(畜産学)、実務経験(5年以上)、家畜栄養分野の実務あるいは研究経験。
  • パプアニューギニア/パプアニューギニア天然資源環境大学ポポンデッタキャンパス
  •  地方の農業大学で、現地教員が実施する畜産実習(馬、牛、豚、鶏)の支援を行うとともに、畜産に関する新しい知識・技術を同僚に共有し、実習授業と飼育環境の改善に協力する。大卒(畜産学)、実務経験(2年以上)、男性、20~45歳。
  • パナマ/パナマ大学畜産業改善プロジェクト事務所ラ・ポルセラナ農場
  •  大学の畜産改善プロジェクトとして、プロジェクト農場周辺地域の畜産農家への訪問調査、技術指導支援に携わりながら、畜産農家がより効率的に技術を取り入れ、その普及、定着が進むよう、セミナー等指導方法改善支援を行う。大卒(畜産学)、実務経験(2年以上) 。技術普及活動に携わった経験があれば、なお良い。20~45歳。
  • パラグアイ/国立イタプア大学農学部ヘネラル・アルティガス校
  •  国立イタプア大学農学部にて、講義・実習内で家畜飼育全般にかかる基本的知識や技術を指導する。大学では近郊の畜産農家対象の研修も定期的に実施しており、対象酪農家への巡回指導も活動に含まれる。大卒(畜産学)、実務経験(2年以上)。
  • タンザニア/コログウェ市役所農業畜産水産課
  •  コログウェ市役所の出先機関である区事務所で働く畜産コーディネーターとも協力して畜産を営む住民を巡回指導する。周辺地域では様々な種類の家畜が飼育されている。タンガ州には大きな乳業メーカーがあり、乳牛の飼育が比較的盛んな地域。短大卒(畜産学)、実務経験(2年以上)、20~45歳。
  • タンザニア/チャリンゼ県庁畜産水産課
  •  周辺の郡事務所を巡回し郡の畜産コーディネーターと協力して畜産農家への助言などを行う。適切な飼育方法によって生産性を上げ、また利益率を高める工夫をすることで畜産農家の生活が向上することを目指す。獣医師、短大卒(畜産学)、実務経験(3年以上)、20~45歳。
  • ザンビア/ニンバ郡家畜事務所
  •  首都ルサカから東へ約300kmに位置するニンバ郡家畜事務所にて、地域の畜産農家約15,000世帯を対象に畜産改良普及に取り組む。また、畜産農家が抱えている課題解決に向けた支援も期待されている。短大卒(畜産学)、実務経験(2年以上)。
  • ザンビア/ゴールデンバリー農業研究機構
  •  農業省下の研究機構で家畜飼育のスペシャリストとして、主に在来種のニワトリ、ヤギの繁殖や、肉牛、乳牛の繁殖(人工授精)における技術支援を行う。家畜人工授精師、獣医師、専門学校卒(農学系)。

§獣医・衛生(シニア案件)

  • ラオス/チャンパサック大学農林学部
  •  ラオス南部チャンパサック大学農林学部で、教員と学生に家畜衛生学に関する指導を行う。実験・検査室の環境向上やデータ管理・分析の仕方についても助言する。修士(獣医学)、実務経験(15年以上)。
  • バヌアツ/バイオセキュリティ局
  •  食肉検査ラボの運営を支援する。持続的かつ効率的なラボ運用を目指し、仕組みづくりからマニュアル作成、スタッフ研修等を行う。微生物・化学残留物検査の導入等、技術指導を含めた支援も期待されている。獣医師、実務経験(15年以上)、指導経験(3年以上) 、食肉検査ラボにおける実務経験 HACCPに関する知識・経験。