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■猫が「いたみ」を抱えている表情を検出するAIを開発 動物のいたみ研究会

2023-05-19 15:32 | 前の記事 | 次の記事

CPD (Cat Pain Detector)

動物のいたみ研究会(代表:枝村一弥・日本大学)と株式会社Carelogyは、2023年5月16日、猫が「いたみ」を抱えている表情を検出するAI(CPD:Cat Pain Detector)を共同開発したと発表した。

猫は痛みを隠す傾向があり、犬よりも疼痛を抱えていることに気づくことが難しいとされている。これまでに、猫の痛みを評価する様々な手法があったが、そのほとんどが動物病院のスタッフや飼い主の主観的評価によるもので、観察能力や訓練の度合いによって評価に差が生じてしまっていた。

動物のいたみ研究会は株式会社Carelogyと共同で、痛みを抱えている猫は表情に変化が生じるということに着目し、猫の顔の表情をAIで分析することで、猫が「痛みを抱えている顔」をしているか否かを判別できるツールの開発を行った。開発したAIは90%以上の精度で「猫が痛みを抱えている表情」を判別できることに成功し、WebアプリケーションとしてCPDを公開した。

CPDは、猫の顔の写真を撮影するか、過去に撮影した写真から選択してアップロードすることで、数秒以内に「痛みの表情」があるか否かを判別する。

CPDは、多くの飼い主が日常的に使えるように、無料かつシンプルなサービスとなっている。飼い主に猫が痛みを抱えている可能性に気づいてもらい、動物病院に行くきっかけとして活用できる。同アプリは、主に急性痛の検出を目的に開発されていますが、今後は慢性痛の検出を可能とする機能も搭載していく予定。

§CPDへのアクセス