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日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社およびべーリンガーインゲルハイム製薬株式会社による記者会見で、日本ベーリンガーインゲルハイム 神戸医薬研究所(KPRI)が紹介された。
同社の研究施設は欧米を中心に世界に配置されているが、医療用医薬品の実験研究施設としてはアジアでは神戸のみである。KPRIは日本が得意とする製剤開発や薬物動態研究分野での貢献が大きい。また国内外の企業や大学、スタートアップとパートナーを組み、日本発のイノベーションをグローバルパイプラインに導入する窓口の役割も担っている。近年では、神戸市や公益財団法人神戸医療産業都市推進機構と連携し、スタートアップ支援にも力を入れている。
KPRIのスタッフ数などの詳細は公開されていないが、獣医師の研究者も複数が在籍している。獣医師でないと就けないというポストはないが、毒性関係の業務など獣医師が重要な役割を果たしている分野もある。現在のところ動物薬の開発や獣医学分野の研究室との共同研究はない。
同社の他の研究施設とのポジション交換システムにより海外で働くチャンスや、審査基準を満たせばPh.D.取得の支援が得られるなど、魅力的な面も多い。