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■鳥インフルエンザの発生動向 2023年3月

2023-04-04 16:36 | 前の記事 | 次の記事

2023年3月の鳥インフルエンザに関わる農林水産省と環境省の報道発表をまとめた。詳細は以下のサイトを参照のこと。

  • 3月2日(家禽77例目):
  • 福岡県福岡市の家禽農場(採卵鶏約24.3万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。3月1日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、福岡県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。3月2日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。3月8日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。3月14日20:00に防疫措置を終える。
  • 3月5日:家禽64、68、70例目(千葉県匝瑳市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 3月6日(家禽78例目):
  • 新潟県胎内市の家禽農場(採卵鶏約68万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。3月5日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、新潟県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。3月6日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。3月8日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。3月21日13:30に防疫措置を終える。
  • 3月6日:家禽75例目(千葉県横芝光町)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 3月12日(家禽79例目):
  • 新潟県胎内市の家禽農場(採卵鶏約33万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。3月11日に異常がみられるとの通報を受け、新潟県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。3月12日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。3月15日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。3月23日16:00に防疫措置を終える。
  • 3月14日(家禽80例目):
  • 岩手県金ケ崎町の家禽農場(採卵鶏約8.4万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。3月13日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、岩手県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。3月14日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。3月20日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。3月17日12:00に防疫措置を終える。
  • 3月18日:家禽73、76例目(茨城県八千代町および坂東市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 3月24日(家禽81例目):
  • 青森県蓬田村の家禽農場(採卵鶏約33万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。3月23日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、青森県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。3月24日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。3月29日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。
  • 3月28日(家禽82例目):
  • 北海道千歳市の家禽農場(採卵鶏約55.8万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。3月27日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、北海道が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。3月28日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。3月31日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。
  • 3月31日:環境省は野鳥の2月分の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査(定期糞便採取調査)の結果を発表。4県で380個の糞便を採取して検査。結果は全て陰性。