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麻布大学獣医学部獣医学科 高木 哲教授の研究グループと、あまた株式会社、株式会社EDUWARD Pressは、2023年3月22日、獣医療トレーニング用VRソフトウェア「VETS VR~牛の分娩介助~」を共同開発したと発表した。2月に発表した「VETS VR~犬の気管挿管~」に続く第2弾。
今回開発した「VETS VR~牛の分娩介助~」では、VR技術を用いて子宮内を可視化し、「牛の分娩介助」の流れを再現。実際には見えない子宮内の様子を可視化させることにより、失位整復における「手技」「手順」の理解を深め、一連の流れの学びを向上させる効果が期待される。複数パターンの失位と整復をVRにより可視化することで、子宮内での胎子の状態による整復方法の違いについて理論的に学習できる。また、外陰部から見える脚の向きにより、子宮内における胎位の推論を行うことで「想像」する力の向上をサポートする。今春からの授業で利用される。
この取り組みは、文部科学省より採択された「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」の助成を受けて行われている。