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株式会社スカラコミュニケーションズは、デザミス株式会社、三井住友海上火災保険株式会社との3社で、農林水産省が活用を推進している遠隔診療や、電子カルテ、指示書作成等の機能を備えた牛の総合診療サポートツール「U-メディカルサポート」を開発し、2023年1月31日にサービス提供を開始した。
デザミス株式会社と三井住友海上火災保険株式会社は2020年から牛の行動モニタリングシステム「U-motion(ユーモーション)」に家畜共済の診療費自己負担部分を補償する保険を自動付帯した「牛の診療費補償サービス」を展開している。その中で、遠隔地等での家畜診療の迅速な提供や獣医師不足、獣医師の業務負荷軽減、家畜の疾病予防、農家の生産性向上等のさまざまな課題を把握したことから、システム開発会社である株式会社スカラコミュニケーションズを加え、1ツールでシームレスに家畜診療が行える「U-メディカルサポート」が開発された。
- 形態:遠隔診療や電子カルテ機能を中心とした牛の総合診療サポートツール/Webサービス
- サービスサイト:https://u-medicalsupport.com
- システム提供者:株式会社スカラコミュニケーションズ
- 提供対象者:獣医師・畜産農家
- 提供開始日:2023年1月31日
- 獣医師への提供価格(税別):
- 1アカウント単位 月額20,000円
- 1診療所単位 月額50,000円(5名まで。以降1名あたり月額10,000円)
- 畜産農家への提供:無料(今後、有料化の予定)
- サービス内容:遠隔診療・電子カルテ・電子指示書の機能の他に電子診療メモ等の家畜診療に必要な機能を備える。「U-motion」のデータを連携し、診察や経過観察時に確認できる。
- 主な機能:
- 遠隔診療-離島や山間部等の遠隔地等、獣医師が迅速に往診できない場合にツール上でビデオ通話を通じて診察が可能。診察しながら診療メモの入力や畜産農家とのやり取り、画面を直接ドローイングして診療指示、「U-motion」のデータ表示等が可能
- 電子カルテ-音声入力やカルテの複製、履歴入力、プルダウン選択等で入力を省力化
- 電子指示書-動物用医薬品指示書を電子化し、クラウド上で管理
- 機能アップデート:今後も随時、機能のアップデートが予定されている