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農林水産省は、2022年10月14日、令和4年度(第18回)「若手農林水産研究者表彰」の農林水産技術会議会長賞の受賞者を発表した。19件の応募から5名が選ばれた。表彰式は10月27日(15:00~16:30)、東京ビッグサイトで開催されるアグリビジネス創出フェア2022の会場内で行われる。
受賞者と受賞業績は以下の通り(敬称略)。
農林水産技術会議会長賞受賞者
- 小出淳司(国立研究開発法人国際農林水産業研究センター)
- 「小規模農家のための汎用性の高い農業経営計画モデルの構築」
- 小坂井千夏(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 畜産研究部門)
- 「鳥獣害の発生メカニズムの解明と被害防止技術の開発」
- 佐橋玄記(国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産資源研究所さけます部門)
- 「多様な野生魚を守って活用する:サケ資源回復方策の開発」
- 鶴崎 幸(福岡県農林業総合試験場 資源活用研究センター)
- 「低コスト再造林に向けた下刈り省力化に関する研究」
- 西尾聡悟(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門)
- 「ゲノム情報を用いた果樹育種の高度化と新品種育成」
小坂井千夏先生の受賞業績の評価内容は以下の通り。
ツキノワグマの出没について、冬眠に備えるための行動が雄に加え本来定着性の高い雌の出没も促すことや、アライグマ等による収穫残さの摂食が農業被害の激化につながる構図を解明し、社会実装に向け現場で省力的に導入できる被害防止技術を開発した。より迅速な被害の予測・把握手法の開発へと展開させることで、先手の鳥獣害対策の実現が期待できる。