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■【2021最新版】ペットにかける年間支出調査 アニコム

2022-03-04 16:08 | 前の記事 | 次の記事

年間支出(2021年と2020年)

体格別にみる犬の年間費用

アニコム損害保険株式会社は、2022年3月2日、「2021年の1年間にペットにかけた年間支出費用」調査の結果を発表した。アニコム損保のペット保険契約者へのアンケートをもとにまとめたもの。話題のIoTアイテムに関する調査結果も含まれている。

犬と猫それぞれについて、1年間にかかる各項目の費用は、犬が345,572円(前年比102.1%)、猫が169,247円(前年比102.7%)と、ともに微増傾向。

最大の支出項目は、犬・猫ともに「フード・おやつ」で、犬は約6.6万円(前年比101.8%)、猫が約5.3万円(前年比123.0%)。猫で増加している理由は、「病気のため療法食に変えた」「体のために質のよいフードに変えた」「健康に留意して自然食品に変えた」など。

犬で最も前年から増加したのは「サプリメント」。増加している理由として、加齢によるもの、若齢の関節炎などによるもののほか、「腸内フローラを改善するためサプリメントを与えるようになった」という回答も見られた。

2022年の支出見込みでは、「変わらない見込み」と答えた方が45.6%、続いて多かったのが「増える見込み」で32.5%。増える見込みの理由として、「コロナが落ち着けば旅行に行きたい」や「コロナが落ち着いたら、たくさん遊びにいきたいので」といった声が寄せられた。

2021年に新しく購入したIoTアイテムを聞いたところ、犬・猫ともに「見守りカメラ」が最も多い結果。また、猫では「自動給餌器」「システムトイレ」を9%前後の飼い主が購入しているほか、「その他」に含まれるものとして「自動給水器(水飲み器)」が見られた。

犬の体格別に支出した費用も分析。中型犬が最も低く、「病気やケガの治療費」「しつけ・トレーニング料」「洋服」などが低い項目。

自分自身よりも、ペットに費用をかけている項目を聞いたところ、30.4%が「美容院(理髪店)」、続いて28.7%が「医療費」と回答。また「食費」と回答した飼い主も20.7%という結果。

  • 調査方法:アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の契約者に対し、2021年1月1日~12月31日の1年間にペット1頭へ支出した費用について、インターネット上でアンケートを実施。有効回答数は2,237。