JVMNEWSロゴ

HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事

■鳥インフルエンザの発生動向 2022年2月8日~2月28日

2022-03-03 13:38 | 前の記事 | 次の記事

2022年2月8日~2月28日までの鳥インフルエンザに関わる動向をまとめた。

農林水産省サイト:https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/r3_hpai_kokunai.html

環境省サイト:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

  • 2月8日:北海道標津郡標津町で2月8日回収された死亡個体(ハシブトガラス5羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 2月9日:愛媛県西条市の発生農場(家禽10~12例目)の半径3km以内の区域に設定している移動制限を0時に解除。
  • 2月9日:千葉県八街市の発生農場(家禽14例目)の清浄性を確認し、半径3~10km以内の区域に設定している搬出制限を0時に解除。
  • 2月9日:北海道幌泉郡えりも町で2月2日回収された死亡個体(オジロワシ1羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 2月9日:2月3日~5日に北海道が実施した野鳥監視重点区域(野鳥15例目で設定)内での調査結果を環境省が発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 2月9日(野鳥18例目):
  • 北海道根室市で2月3日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(ハシブトガラス2羽)について、2月8日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。北海道大学が検査を実施。
  • 2月9日:北海道斜里郡斜里町で2月9日回収された死亡個体(ハシブトガラス1羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 2月9日:岩手県久慈市で2月8日回収された死亡個体(オオハクチョウ1羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 2月12日:千葉県匝瑳市の発生農場(家禽15例目)の清浄性を確認し、半径3~10km以内の区域に設定している搬出制限を0時に解除。
  • 2月10日(野鳥19例目):
  • 北海道幌泉郡えりも町で2月2日に回収され、2月8日の簡易検査で陽性であった死亡個体(オジロワシ1羽)について、2月10日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。国立環境研究所が検査を実施。
  • 2月12日:北海道羅臼町で2月10日回収された死亡個体(オジロワシ1羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 2月12日(家禽16例目):
  • 岩手県久慈市の肉用鶏農場(約4.5万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。2月11日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、岩手県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。2月12日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。
  • 現地調査報告:https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/attach/pdf/r3_hpai_kokunai-142.pdf
  • 2月12日:家禽16例目の発生により、環境省は岩手県久慈市の発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 2月14日:環境省は野鳥1例目をはじめとする計11事例(鹿児島県出水市および出水郡長島町)の発生で設定されていた野鳥監視重点区域を0時に解除。
  • 2月14日(野鳥20、21例目):
  • 北海道幌泉郡えりも町で2月7日と8日に回収され(それぞれハシブトガラス14羽、5羽)、簡易検査で陽性であった死亡個体(5羽+1羽を検査)について、2月14日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。北海道大学が検査を実施。
  • 2月14日(野鳥22例目):
  • 北海道標津郡標津町で2月8日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(ハシブトガラス5羽を回収。4羽を検査)について、2月14日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。北海道大学が検査を実施。
  • 2月14日(野鳥23例目):
  • 北海道斜里郡斜里町で2月8日に回収され、2月9日の簡易検査で陽性であった死亡個体(ハシブトガラス1羽。回収時は神経症状を呈す状態)について、2月14日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。北海道大学が検査を実施。
  • 2月14日(野鳥24例目):
  • 岩手県久慈市で2月8日に回収され、2月9日の簡易検査で陽性であった死亡個体(オオハクチョウ1羽。回収時は衰弱状態)について、2月14日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。鳥取大学が検査を実施。
  • 2月14日:2月12日~13日に岩手県が実施した野鳥監視重点区域(野鳥16例目で設定)内での調査結果を環境省が発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 2月15日:千葉県八街市の発生農場(家禽14例目)の半径3km以内の区域に設定している移動制限を0時に解除。
  • 2月15日:環境省は「野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査(定期糞便採取調査)1月分の結果」を発表。18県29市町で1,825個の糞便を採取。高病原性鳥インフルエンザウイルスは確認されなかった。
  • 2月15日:北海道羅臼町で2月14日回収された死亡個体(ハシブトガラス3羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 2月16日(野鳥25例目):
  • 北海道羅臼町で2月10日に回収され、2月11日の簡易検査で陽性であった死亡個体(オジロワシ1羽)について、2月16日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。北海道大学が検査を実施。
  • 2月16日:環境省は家禽10~12例目(愛媛県西条市)の発生で2021年12月31日に設定した野鳥監視重点区域を0時に解除。
  • 2月16日:家禽16例目(岩手県久慈市で2月12日に確認)がH5N1亜型と判明。動物衛生研究部門が遺伝子解析を実施。
  • 2月16日:北海道利尻郡利尻富士町で2月15日回収された死亡個体(ハシブトガラス9羽)の簡易検査結果(5羽を検査)が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 2月16日:2月11日~13日に北海道が実施した野鳥監視重点区域(野鳥19例目で設定)内での調査結果を環境省が発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 2月18日:千葉県匝瑳市の発生農場(家禽15例目)の半径3km以内の区域に設定している移動制限を0時に解除。
  • 2月19日(野鳥26、27例目):
  • 岩手県久慈市で2月11日、13日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(ハシブトガラス3羽)について、2月18日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。鳥取大学が検査を実施。
  • 2月19日(野鳥28例目):
  • 北海道羅臼町で2月14日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(ハシブトガラス3羽)について、2月18日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。北海道大学が検査を実施。
  • 2月19日(野鳥29例目):
  • 北海道根室市で2月14日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(ハシブトガラス6羽の死亡個体を回収。1羽を検査)について、2月18日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。北海道大学が検査を実施。
  • 2月19日(野鳥30例目):
  • 岩手県久慈市で2月14日に回収され、2月15日の簡易検査で陽性であった死亡個体(オオハクチョウ1羽)について、2月18日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。鳥取大学が検査を実施。
  • 2月20日:環境省は野鳥15例目(北海道斜里郡小清水町)の発生で1月30日に設定した野鳥監視重点区域を0時に解除。
  • 2月21日:環境省は野鳥14例目(北海道紋別郡雄武町)の発生で1月26日に設定した野鳥監視重点区域を0時に解除。
  • 2月21日:2月15日~17日に北海道が実施した野鳥監視重点区域(野鳥22例目で設定)内での調査結果を環境省が発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 2月21日:2月15日~17日に北海道が実施した野鳥監視重点区域(野鳥23例目で設定)内での調査結果を環境省が発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 2月21日(野鳥31例目):
  • 北海道利尻郡利尻富士町で2月15日に回収され、2月16日の簡易検査で陽性であった死亡個体(ハシブトガラス9羽の死亡個体を回収。そのうち5羽を検査)について、2月21日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。北海道大学が検査を実施。
  • 2月22日:環境省は家禽14例目(千葉県八街市)の発生で1月19日に設定した野鳥監視重点区域を0時に解除。
  • 2月22日:福島県二本松市で2月18日回収された死亡個体(マガモ1羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 2月22日(野鳥32、33例目):
  • 岩手県久慈市で2月15日、16日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(オオハクチョウ2羽)の2月22の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。鳥取大学が検査を実施。
  • 2月24日(野鳥34例目):
  • 福島県二本松市で2月18日に回収され、簡易検査で陽性あった死亡個体(マガモ1羽)の2月22日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。国立環境研究所が検査を実施。
  • 2月24日(野鳥35例目):
  • 北海道根室市で2月18日に回収され、簡易検査で陽性あった死亡個体(ハシブトガラス5羽の死亡個体を回収。そのうち1羽を検査)の2月24日の遺伝子検査でH5N1亜型が検出されたと環境省が発表。動物衛生研究部門が検査を実施。
  • 2月25日:環境省は野鳥16例目(京都府京都市)の発生で1月31日に設定した野鳥監視重点区域を0時に解除。
  • 2月25日:環境省は家禽15例目(千葉県匝瑳市)の発生で1月26日に設定した野鳥監視重点区域を0時に解除。
  • 2月25日(野鳥36、37、38例目):
  • 岩手県久慈市で2月17日に回収され、簡易検査陽性の死亡個体(オオハクチョウ1羽、ハシブトガラス1羽)の死亡個体について、2月24日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。鳥取大学が検査を実施。
  • また、同市で2月12日に家禽16例目発生による農林水産省の疫学調査で回収されたマガンの死亡個体について、2月22日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。鳥取大学が検査を実施。
  • 2月25日:岩手県久慈市内で2月24日回収された死亡個体(ノスリ1羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 2月26日:岩手県久慈市で2月25日回収された死亡個体(トビ1羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 2月28日(野鳥39例目):
  • 岩手県久慈市で1月21日(ハシブトガラス5羽の死亡個体)、22日(ハシブトカセラス10羽の死亡個体)に回収され、22日に簡易検査を実施した2羽の陽性個体について、2月27日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。鳥取大学が検査を実施。