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文永堂出版株式会社は2021年3月に『動物病理学各論 第3版』を発行した。同社は姉妹編の『動物病理学総論』『動物病理カラーアトラス』も刊行しており、それぞれ第3版、第2版と版を重ねている。
現在、これら3部作は全て日本獣医病理学専門家協会編となっており、『動物病理学各論 第3版』は、編集委員長の中山裕之先生(東京大学名誉教授)をはじめ、内田和幸先生(東京大学)、尾﨑清和先生(摂南大学)、落合謙爾先生(岩手大学)、木村享史先生(北海道大学)、桑村 充先生(大阪府立大学)、古林与志安先生(帯広畜産大学)、酒井洋樹先生(岐阜大学)、芝原友幸先生(農研機構動物衛生研究部門)、渋谷 淳先生(東京農工大学)、三好宣彰先生(鹿児島大学)、森田剛仁先生(鳥取大学)の各先生方が編集の実務を担った。また、48名におよぶ執筆陣は、大学、研究機関、検査機関の先生方で構成されている。
第2版の出版から10年以上が経過しており、新たな知見が盛り込まれた。臓器・器官ごとに章分けされ、病理について過不足なくまとめられている。3部作のなかでも、臨床においての必要な病理学の知識・理解を深める絶好の書であり、編集委員長の中山先生は、序において「診断センスを鍛えるよすがとしていただければ」と獣医病理学における本書の使命、役割を述べている。
- 定価:11,000円(本体10,000円+税)
- 詳細:https://buneido-shuppan.com/index.php?gloc_id=01001&bkcd=2021030001