JVMNEWSロゴ

HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事

■高病原性鳥インフルエンザの発生 2021年1月25日~1月31日

2021-02-03 15:36 | 前の記事 | 次の記事

1月25日~1月31日までの鳥インフルエンザに関わる動向をまとめた(農林水産省WEBサイト)。

  • 1月25日:環境省は国内1、3~8、13、14、25、28、31例目(香川県三豊市)および野鳥国内17例目(香川県三豊市)の発生に伴う野鳥監視重点区域(鶏の事例では2020年11月5日に設定、野鳥の事例は12月10日に設定)を午前0時に解除した。
  • 1月25日:39例目(千葉県匝瑳市)の遺伝子検査の結果が判明。H5N8亜型の高病原性鳥インフルエンザ。動物衛生研究部門が確定検査を実施。
  • 1月25日:環境省は香川県三豊市で、1月12日に渡り鳥が多く飛来するため池2か所で採取した野鳥糞便および環境試料(水)の検査結果が陰性であったと発表。野鳥糞便は国立環境研究所が、環境試料(水)は鳥取大学が検査を実施。
  • 1月25日:環境省は39例目(千葉県匝瑳市)の発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化。
  • 1月25日:環境省は野鳥国内30例目(鹿児島県薩摩川内市)発生に伴う野鳥緊急調査(1月21日~23日)の結果を発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 1月25日:鹿児島県出水市の死亡野鳥が陽性であったと環境省が発表(野鳥国内33例目)。1月19日に回収し、簡易検査で陽性となったナベヅル1羽を鹿児島大学が確定検査を実施し陽性(H5N8亜型)。
  • 1月26日:環境省は38例目(富山県小矢部市)発生に伴う野鳥緊急調査(1月23日~25日)の結果を発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 1月27日:岐阜県は美濃加茂市の発生農場(34例目)から半径3km以内で設定している移動制限を午前0時に解除した。
  • 1月28日:北海道帯広市の死亡野鳥が陽性であったと環境省が発表(野鳥国内34例目)。1月18日に回収し、簡易検査で陽性となったハヤブサ1羽を北海道大学が確定検査を実施し陽性(H5N8亜型)。
  • 1月29日:宮崎県西諸県郡高原町の死亡野鳥2羽が陽性であったと環境省が発表(野鳥国内35、36例目)。1月24日に回収されたマガモ17羽の簡易検査で1羽は陽性であった。鳥取大学が確定検査を実施し2羽が陽性(H5N8亜型)と判明。
  • 1月29日:環境省は、鹿児島大学が1月25日に鹿児島県出水市で採取し検査した環境試料(水)が陽性(H5N8亜型)であったと発表(野鳥国内37例目)。
  • 1月30日:鹿児島県はさつま町の発生農場(36例目)の半径3km~10km以内の区域に設定している搬出制限を10時に解除。移動制限解除予定は2月5日0時。
  • 1月31日(40例目):
  • 宮崎県新富町の養鶏場で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を開催。
  • 採卵鶏約8万羽を飼養
  • 1月30日に死亡鶏増加の通報を受け県が立入検査。
  • 簡易検査陽性(H5亜型)
  • 1月31日:環境省は北海道旭川市で1月27日に回収されたオジロワシ1羽の衰弱個体での簡易検査(国立環境研究所が実施)結果が、A型鳥インフルエンザウイルス陽性であったとの報告を受けたと発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。北海道大学で確定検査が実施される。
  • 1月31日:環境省は40例目(宮崎県児湯郡新富町)の発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化。