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11月30日~12月6日までの鳥インフルエンザに関わる動向をまとめた。
- 11月30日:11月16日に新潟県阿賀野市で採取した野鳥糞便から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出(陽性)されたと環境省が発表した(野鳥7例目)。11月25日に高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された採取地点と同一地点。動物検疫所が遺伝子検査、その後動物衛生研究部門が確定検査を実施し、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出された。
- 12月1日(11例目):
- 宮崎県日向市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を実施。
- 肉用鶏約4万羽を飼養
- 死亡鶏増加の通報を受け11月30日に県が立入検査
- 簡易検査陽性(H5亜型)
- 12月1日:10例目の発生を受けて、環境省は発生農場の周辺半径11km圏内を野鳥監視重点区域に指定したと発表。
- 12月1日:新潟県阿賀野市での高病原性鳥インフルエンザウイルス検出(野鳥5例目)に伴い11月26日~27日に野鳥緊急調査が行われたが、大量死等の異常は確認されなかったと環境省が発表。
- 12月1日:9例目の発生に伴い11月28日~30日に福岡県宗像市で野鳥緊急調査が行われたが、大量死等の異常は確認されなかったと環境省が発表。
- 12月1日:北海道倶知安町で、11月17日に回収され遺伝子検査で陽性となったマガモの死亡個体からは高病原性鳥インフルエンザウイルスは検出されなかったと環境省が発表。野鳥監視重点区域は解除された。
- 12月2日(12例目):
- 宮崎県都農町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を実施。
- 肉用鶏約3万羽を飼養
- 死亡鶏増加の通報を受け12月1日に県が立入検査
- 簡易検査陽性(H5亜型)
- 12月2日(13例目、13例目の関連農場、14例目):
- 香川県三豊市の養鶏場3農場(疫学関連農場1農場含む)で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を実施。
- 13例目は採卵鶏約22.8万羽を飼養
- 13例目の疫学関連農場は採卵鶏約12.5万羽を飼養
- 14例目は採卵鶏約2万羽を飼養
- 1例目の養鶏場から半径3km以内に位置
- 13例目・14例目は死亡鶏増加の通報を受け12月1日に県が立入検査
- 簡易検査陽性(H5亜型)
- 13例目農場と疫学的関連が確認された三豊市の1農場も疑似患畜であることを確認
- 12月2日:動物衛生研究部門による11例目の遺伝子解析結果が発表される。高病原性鳥インフルエンザであることが決定。NA亜型はH5N8亜型。
- 12月2日:12~14例目の発生を受けて、環境省は発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定した。
- 12月3日(15例目):
- 宮崎県都城市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を実施。
- 肉用鶏約3.6万羽を飼養
- 死亡鶏増加の通報を受け12月2日に県が立入検査
- 簡易検査陽性(H5亜型)
- 12月3日:15例目の発生を受けて、環境省は発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定した。
- 12月3日:動物衛生研究部門による12例目の遺伝子解析結果が発表される。高病原性鳥インフルエンザであることが決定。NA亜型はH5N8亜型。
- 12月3日:10例目の発生に伴い12月1日・2日に兵庫県淡路市で野鳥緊急調査が行われたが、大量死等の異常は確認されなかったと環境省が発表。
- 12月3日:和歌山県和歌山市でオシドリ1羽の死亡個体が回収され、簡易検査を実施。A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと環境省が発表した。この報告を受け、回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定した。鳥取大学で確定検査を実施予定。
- 12月4日:香川県は2例目(東かがわ市)の発生農場から半径3km以内で設定している移動制限区域内の清浄性を確認(11月27日までに)。午前0時に移動制限を解除。
- 12月4日:動物衛生研究部門による13~15例目の遺伝子解析結果が発表される。高病原性鳥インフルエンザであることが決定。NA亜型はH5N8亜型。
- 12月6日(16例目):
- 奈良県五條市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を実施。奈良県は12月5日に第1回本部会議を実施。
- 採卵鶏約8.3万羽を飼養
- 死亡鶏増加の通報を受け12月5日に県が立入検査
- 簡易検査陽性(H5亜型)