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■高病原性鳥インフルエンザの発生 2020年11月9日~15日

2020-11-26 11:47 | 前の記事 | 次の記事

11月9日~15日の鳥インフルエンザに関わる動向をまとめた。

  • 11月9日:環境省は野鳥の大量死等の異常は確認されなかったと発表(1例目の発生を受けて香川県が11月6日~11月8日に現地の野鳥の生息状況などの調査を実施)。
  • 11月9日:動物衛生研究部門による2例目の遺伝子解析結果が発表される。高病原性鳥インフルエンザであることが決定。NA亜型はH5N8亜型。
  • 11月11日(3例目):
  • 香川県三豊市の肉用種鶏農場で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。消費・安全局は都道府県に監視体制の再徹底を通知。防疫対策本部を実施。疫学調査チームの現地調査も同日実施(https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/attach/pdf/r2_hpai_kokunai-14.pdf)。
  • 肉用種鶏約1.1万羽を飼養
  • 1例目の発生農場から約1.9kmの位置
  • 1例目発生後の立入検査(11月6日~8日に実施)では陰性
  • 死亡鶏増加の通報を受け11月10日に県が立入検査
  • 簡易検査陽性(H5亜型)
  • 11月11日:香川県は第3回鳥インフルエンザ対策本部会議実施。
  • 11月11日:3例目の発生を受けて、環境省は発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定したと発表。
  • 11月12日:動物衛生研究部門による3例目の遺伝子解析結果が発表される。高病原性鳥インフルエンザであることが決定。NA亜型はH5N8亜型。
  • 11月12日:2例目の防疫措置完了。
  • 11月13日:環境省は野鳥の大量死等の異常は確認されなかったと発表(2例目の発生を受けて香川県が11月9日~11日に現地の野鳥の生息状況などの調査を実施)。
  • 11月13日(4例目):
  • 香川県三豊市の肉用種鶏農場で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を実施。疫学調査チームの現地調査も同日実施(https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/attach/pdf/r2_hpai_kokunai-17.pdf)。防疫措置に「緊急支援チーム」を派遣(各地の動物検疫所、家畜改良センター等から派遣)。
  • 肉用種鶏約1万羽を飼養
  • 1例目の発生農場から約2km。
  • 3例目同様に11月6日~8日の検査では陰性
  • 死亡鶏の増加により11月12日に県が立入検査
  • 簡易検査陽性(H5亜型)
  • 11月13日:香川県は第4回鳥インフルエンザ対策本部会議実施。
  • 11月15日(5例目):
  • 香川県三豊市の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を実施。疫学調査チームの現地調査も同日実施(https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/attach/pdf/r2_hpai_kokunai-18.pdf)。防疫措置に「緊急支援チーム」を派遣(各地の動物検疫所、家畜改良センター等から派遣)。
  • 採卵鶏約7.9万羽を飼養
  • 1例目、3例目、4例目の発生農場から約1.5km、約2.5km、約2.3kmに位置
  • 1例目と3例目の発生後の検査では陰性
  • 死亡鶏の増加により11月14日に県が立入検査
  • 簡易検査陽性(H5亜型)
  • 11月15日:香川県は第5回鳥インフルエンザ対策本部会議実施。
  • 11月15日:香川県は自衛隊に災害派遣要請。
  • 11月15日:1例目の防疫措置完了。