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■高病原性鳥インフルエンザの発生 2020年11月16日~22日

2020-11-26 11:49 | 前の記事 | 次の記事

11月16日~22日の鳥インフルエンザに関わる動向をまとめた。

  • 11月16日:4例目の発生を受けて、環境省は発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定したと発表。
  • 11月16日:香川県は三豊市の県道等幹線道路の消毒(1日1回、1か月予定)と三豊市の一定規模以上のため池付近の渡り鳥営巣地の消毒(1か月予定)を実施。
  • 11月16日:環境省は野鳥の大量死等の異常は確認されなかったと発表(3例目の発生を受けて香川県が11月12日~14日に現地の野鳥の生息状況などの調査を実施)。また5例目の発生を受けて、発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定したと発表。
  • 11月17日:4例目の防疫措置完了。
  • 11月17日:環境省は野鳥の大量死等の異常は確認されなかったと発表(4例目の発生を受けて香川県が11月14日~16日に現地の野鳥の生息状況などの調査を実施)。
  • 11月17日:鹿児島県出水市で回収された死亡野鳥がA型鳥インフルエンザ遺伝子検査で陽性であったと環境省が発表。11月15日にオナガガモ1羽、16日にスズガモ1羽の死亡個体が回収され、遺伝子検査を鹿児島大学が実施。回収地点の周辺10km圏内が野鳥監視重点区域に指定された。
  • 11月17日:鹿児島県出水市で採取された野鳥糞便の高病原性鳥インフルエンザウイルス検査が陽性(H5N8亜型)であったと環境省が発表した(野鳥国内3例目)。採取地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定された。
  • 11月18日:動物衛生研究部門による4例目と5例目の遺伝子解析結果が発表される。両例高病原性鳥インフルエンザであることが決定し、NA亜型もともにH5N8亜型。
  • 11月19日:農林水産省は防疫対策本部を実施。動物衛生課は都道府県の畜産主務部に発生予防対策の強化と徹底を通知。
  • 11月20日(6・7例目):
  • 香川県三豊市の養鶏場6農場(疫学関連農場4農場含む)で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表。防疫対策本部を実施。
  • 6例目は採卵鶏約14.7万羽を飼養
  • 疫学関連農場 採卵鶏約1.9万羽を飼養
  • 疫学関連農場 採卵鶏約11.6万羽を飼養
  • 疫学関連農場 肉用鶏約5.7万羽を飼養
  • 疫学関連農場 肉用鶏約1.6万羽を飼養
  • 7例目は採卵鶏(約49.5万羽)
  • 1例目、3例目~5例目の発生農場から半径3km以内に位置
  • 1例目、3~5例目の発生後の検査では陰性
  • 死亡鶏増加の通報を受け11月19日に県が立入検査
  • 簡易検査陽性(H5亜型)
  • 疫学的関連の4農場も疑似患畜と認定
  • 11月20日:香川県は第6回香川県鳥インフルエンザ対策本部会議を実施。
  • 11月20日:香川県は自衛隊に災害派遣要請。
  • 11月20日:環境省は6・7例目の発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化すると発表。
  • 11月20日:環境省は鹿児島県で採取された水の高病原性鳥インフルエンザウイルス検査が陽性であったと発表(野鳥国内4例目)。11月16日に鹿児島県出水市で環境試料(水)を採取(11月13日に高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された採取場所と同一の場所)。鹿児島大学の検査により、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出(陽性)された。
  • 11月21日(8例目):
  • 香川県三豊市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を実施。
  • 採卵鶏約7.7万羽を飼養
  • 1例目、4例目~7例目の発生農場から半径3km以内に位置
  • 1例目、4・5例目発生後の検査では陰性
  • 死亡鶏増加の通報を受け11月19日に県が立入検査
  • 簡易検査陽性(H5亜型)
  • 11月21日:香川県は第7回鳥インフルエンザ対策本部会議を実施。
  • 11月21日:3例目の防疫措置完了。
  • 11月22日:香川県は自衛隊に災害派遣要請。