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■欧州で鳥インフルエンザ発生が相次ぐ

2020-11-26 11:24 | 前の記事 | 次の記事

2020年11月1日以降11月20日までに海外での鳥インフルエンザ発生により農林水産省が行った輸入停止措置の一覧をまとめた。

  • 11月4日:英国のチェシャー州の肉用種鶏農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)が発生(11月2日に英国家畜衛生当局から通知)。ケント州の小規模商用家禽農場で低病原性鳥インフルエンザ(H5N2亜型)が発生(11月3日に英国家畜衛生当局から通知)。同国からの生きた家禽の輸入を一時停止した。
  • 11月6日:オランダのヘルダーラント州の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が発生(オランダ家畜衛生当局から通知)。10月30日にも同州での発生事例があり(https://buneido-shuppan.com/jvmnews/article/jvm20201104-003)、同国からの生きた家禽、家禽肉等の輸入は一時停止されている。
  • 11月6日:ドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)が発生(ドイツ家畜衛生当局がOIEに通知)。生きた家禽は同国全土から、家禽肉等はシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州からの輸入を一時停止した。
  • 11月12日:米国のミズーリ州のアヒル農場で低病原性鳥インフルエンザ(H5N2亜型)が発生(米国家畜衛生当局から通知)。家禽の初生ひな・種卵は同州から、家禽肉等、家禽卵等は発生場所からの半径10km以内の区域からの輸入を一時停止した。
  • 11月12日:オランダのフローニンゲン州の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)が発生(オランダ家畜衛生当局から通知)。該当区域からの家禽の初生ひな、種卵・液卵の輸入を一時停止した。
  • 11月13日:ドイツのメクレンブルク=フォアポンメルン州の裏庭家禽農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5N5亜型)が発生(ドイツ家畜衛生当局からOIEに通知)。同州からの家禽肉等、家禽卵等の輸入を一時停止した。
  • 11月17日:オランダのヘルダーラント州のアヒル農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が発生(オランダ家畜衛生当局から通知)。発生地域および制限地域を含む区域からの家禽の初生ひな、種卵・液卵の輸入を一時停止した。
  • 11月17日:デンマークの肉用種鶏農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)が発生(デンマーク家畜衛生当局から通知)。同国からの家禽肉等、家禽卵等の輸入を一時停止した。なお、生きた家禽は2国間の輸入条件が設定されておらず輸入不可である。
  • 11月18日:フランスのオート・コルス県の家禽飼養施設で高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)が発生(フランス家畜衛生当局から通知)。同県からの家禽の初生ひな、家禽肉等、家禽卵等の輸入を一時停止した。
  • 11月20日:ドイツのニーダーザクセン州の裏庭家禽農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)が発生(ドイツ家畜衛生当局がOIEに通知)。同州からの家禽肉等、家禽卵等の輸入を一時停止した。
  • 11月20日:スウェーデンの肉用七面鳥農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)が発生(スウェーデン家畜衛生当局がOIEに通知)。同国からの生きた家禽、家禽肉等、家禽卵等の輸入を一時停止した。
  • 11月20日:フランスのイヴリーヌ県の家禽飼養施設で高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)が発生した(フランス家畜衛生当局から通知)。同県からの家禽の初生ひな、家禽肉等、家禽卵等の輸入を一時停止した。