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農林水産省農林水産技術会議は、2019年10月21日「令和元年度(第15回)若手農林水産研究者表彰」の受賞者を発表(http://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/191021.html)し、11月20日に東京ビックサイト(アグリビジネス創出フェア2019メインステージ)にて表彰式を行った。22件の応募から5名が選ばれた。
獣医学分野では酪農学園大学の臼井 優先生が「動物由来薬剤耐性菌の実態解明とその対酪農学園大学策に関する研究」の業績で表彰された。
臼井先生の受賞研究の概要は次の通り。
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- 動物由来耐性菌の実態解明
- 農場における抗菌剤の使用と薬剤耐性の発生の関係を明らかにし、抗菌剤の慎重使用を促進するためのガイドブック(http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/pdf/BRDC_2nd.pdf)作成に寄与した。
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- 耐性菌/耐性遺伝子の伝播経路の解明
- 農場から環境に介した人への伝播経路におけるハエや堆肥の重要性を証明し、耐性菌対策としての環境の重要性を明らかにした。
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- 新規薬剤耐性対策
- バイオフィルムに有効な薬剤の探索、接合伝達阻害物質の探索を行い、これまでにない薬剤耐性菌対策を提案した。