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日生研株式会社(http://www.jp-nisseiken.co.jp)は、2019年11月15日東京・品川プリンスホテルにて、代表取締役社長 長井伸也先生の日本豚病研究会第22回藤﨑優次郎賞(https://tonbyo.com/award_list)受賞祝賀会を開催した。
日本豚病研究会(https://tonbyo.com/)は、毎年疾病予防や家畜衛生技術等への顕著な業績に対して藤﨑優次郎賞を贈呈している。今年は「豚細菌病ワクチンの開発と関連基礎研究に関する業績により養豚業界の発展へ貢献」で長井伸也先生が受賞し、5月24日の定時総会で表彰された。
日本豚病研究会会長の津田知幸先生の呼びかけもあって、今回の祝賀会が実現。当日は、豚の疾病・衛生に関わる行政、研究者、獣医師、業界関係者等が多く集まり、CSF対策で豚のワクチンが注目されるなか、絶好の情報交換の場ともなった。
長井先生は山口大学農学部獣医学科を卒業、同大学院を修了後、財団法人日本生物科学研究所(http://nibs.lin.gr.jp/index_jp.html)・日生研株式会社に入所・入社。2013年に日生研株式会社の代表取締役に就任、2016年からは一般財団法人日本生物科学研究所所長も兼務されている。同所・社および国内留学先の東京大学医科学研究所(医学博士の学位を取得)で、細菌疾患に対するワクチン研究を行い、Actinobacillus pleuropneumoniaeワクチンや鶏大腸菌の生ワクチンを世界に先駆けて開発した。
祝賀会では、山口大学の後輩である衆議院議員の山際大志朗先生をはじめ、多くの方が祝辞を述べた。「豚病ワクチンは社会からの要請が高まっており。課題解決に向けてさらに取り組んでいただきたい」「長井先生が開発した遺伝子組換えワクチンは学術的に大きなインパクトであった」「長井先生の開発したワクチンは現在国内で大きなシェアを占めており、また輸出にも尽力されている。養豚のみならず畜産全体をリードして欲しい」「アフリカ豚コレラワクチンの創製にお知恵を拝借したい」などといった功績を讃えるとともに長井先生へのさらなる期待の声が寄せられた。