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■動物臨床医学会 40回記念大会が催される

2019-11-21 18:03 | 前の記事 | 次の記事

尺八の演奏を披露する中間實徳先生。

日曜日朝の恒例となっている山根義久先生による企業・獣医師セミナーにて。山根先生は環境問題に取り組んでいくことを再度強調した。

公益財団法人動物臨床医学研究所(山根義久 理事長)・動物臨床医学会(滝口満喜 会長)主催の第40回動物臨床医学会記念年次大会が、2019年11月15日~17日の3日間にわたり、大阪国際会議場で開催された。

16日夜の歓迎交流会では、40年の節目にあたり様々な表彰や感謝状贈呈が行われた。

歓迎交流会は、山口大学名誉教授の中間實徳先生による尺八演奏(黒田節と平和の山河)によって始まり、次いで、山根義久先生が挨拶を述べ、学会の40年を振り返ったのち次に向けての提言を語った。1980年に倉吉で始まった学会は、当初127名の参加。当時、獣医学関係の学会では症例検討の場がなかったことから、症例検討を行っていくことを主眼とし、現在の学会へと発展してきた。「広い視野を持つべきである」という主旨から、特別講演は1回目から今回まで全て異分野領域の講演が行われてきた。また今後に向けては、地球温暖化対策は喫緊の課題であるとして獣医学の立場から環境問題に目を向け、環境学と獣医学を総合的にとらえる環境部会を設置し、来年の大会には形となるように取り組むことを発表した。

(感謝状の記事は次のニュースに続く)