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農林水産省は、2026年8月3日、食料・農業・農村政策審議会 第80回家畜衛生部会を開催し、デンマークにおけるアフリカ豚熱(ASF)発生時のゾーニング適用に係るリスク評価が了承され、農林水産大臣に「デンマークにおけるアフリカ豚熱発生時の豚肉及び豚肉製品の輸入について、デンマークに対し、適切なリスク管理措置を課すとともに、アフリカ豚熱のゾーニングを適用して、発生の認められない地域に限定することにより、我が国にアフリカ豚熱が侵入するリスクは極めて低くなると考えられる」と答申した。
ゾーニングは、輸入相手国での対象感染症発生時に、国全体を輸入禁止とせずにリスクの低い地域からの輸入を認める手法。ASF発生に備えて、フランス、米国、カナダでソーニングが適用されている。
デンマークについては、同国からの要請により農林水産大臣が2024年9月26日に食料・農業・農村政策審議会に輸入のリスク評価を諮問し、家畜衛生部会での検討が始まった。そして家畜衛生部会内の牛豚等疾病小委員会の第104回(2025年6月4日)と第112回(2026年6月25日)の会合で専門家による検討が行われ、評価がまとめられた。
今回の家畜衛生部会では、その評価内容が検討された。その評価書は以下の構成となっている。
- Ⅰ.背景
- Ⅱ.評価事項
- Ⅲ.リスク評価(案)の概要
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- デンマークの概要
- アフリカ豚熱(ASF)の発生状況
- 獣医体制及び法制度
- 豚の飼養状況及び衛生管理
- 食肉関連施設
- トレーサビリティ及び移動管理
- 検疫
- 診断機能
- 野生動物の管理
- サーベイランス
- 家畜豚におけるASF防疫対応
- 野生イノシシにおけるASF対応
- ゾーニング適用単位
- Ⅳ.結果
デンマークについては、ゾーニングを適用する基礎自治体の面積が小さいこともあり、場合によってはリスク管理上の地理的マージンの拡大、変更を検討する可能性があるとの留意事項が報告書には記載されている。
デンマークは世界有数の豚、豚肉の輸出国で、2021年では約1,427万頭の豚、110万トンの豚肉を輸出している。独立行政法人農畜産業振興機構の畜産の統計資料「豚肉の輸入動向」によると、デンマークからの豚肉2025年の輸入量は35,313トン、輸入量全体の約3.7%となっている。輸入相手国は多い順にカナダ、米国、スペイン、ブラジル、メキシコ、デンマーク、チリとなっている。