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環境省は、2026年4月23日、2023年度末時点における全国のニホンジカ・イノシシの個体数推定等の結果の取りまとめを発表した(参照:環境省「報道発表」)。同省は、ニホンジカおよびイノシシの全国的な生息状況の動向を把握するため、統計手法を用いた個体数の推定等を平成25年度から実施している。
2023年度末における全国(北海道・本州以南)のニホンジカの個体数は、中央値で約303万頭(90%信用区間 約156~589万頭)、本州以南のニホンジカの個体数は、中央値で約230万頭(90%信用区間 約120~443万頭)、イノシシの個体数は、中央値で約122万頭(90%信用区間 約72~206万頭)と推定された。
調査では、2023年度までの捕獲数等の情報を基に、ハーベストベースドモデルを基本とした階層ベイズモデルと呼ばれる統計手法が用いられた。
2013年に環境省と農林水産省は「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」を共同で取りまとめ、「ニホンジカ、イノシシの個体数を10年後(2023年度)までに半減」することを当面の目標とした。
しかし、2022年度までの調査の結果、両種の個体数は未だ高い水準にあり、2023年度の目標達成は難しい状況になった。このため、環境省と農林水産省では、半減目標の期限を2027年度まで延長することを2023年9月に決定し、ニホンジカ・イノシシの更なる捕獲強化の取組みを進めていくこととしている。
この半減目標の達成に向け、効果的な管理を行うためには、全国的な生息状況の動向を把握することが不可欠。このため、環境省では、全国のニホンジカおよびイノシシの個体数推定等を実施している。
今回のニホンジカおよびイノシシの個体数が高い水準にあるという結果を踏まえ、半減目標の達成に向け、引き続き捕獲強化が進められる。


