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公益社団法人中央畜産会は、2026年7月1日、農場HACCP認証協議会がHACCPプライム認証基準(畜産農場における持続可能性配慮管理認証基準)を取りまとめたと発表した。2027年4月から認証業務を開始する。
HACCPプライム認証基準は、従来の農場 HACCPに加えて、SDGs(持続可能な開発目標)の考え方を取り込み、労働安全、環境管理、アニマルウェルフェアおよび人権尊重が問われる。
認証機関は中央畜産会とエス・エム・シー株式会社であり、両者は来年4月までに審査員研修、説明会の開催、解説書の作成等を行い実施体制を整える。
農場HACCPは、2009年度に農林水産省が公表した「畜産農場における飼養衛生管理向上の取り組み認証基準(農場HACCP認証基準)」に基づく認証制度で、2011年度に認証業務が開始され、認証農場数は400を超えている。一層の差別化として、HACCPプライム認証が創設された。
農場HACCP認証農場(農場HACCP認証を取得しようとする家畜生産農場を含む)が申請の対象となる。
畜産農場における優れた衛生管理システムとして高く評価されている農場HACCPの認証制度は、そのまま存続する。
§「畜産農場における持続可能性配慮管理の認証基準(農場HACCPプライム認証基準)」の構成
第1章 本認証基準の適用
第2章 経営者の責任
- 経営者のコミットメント(誓約)
- (1)持続管理方針の明確化とその周知
- (2)組織及び組織の役割と権限
- 持続管理チーム責任者及びチーム員の任命と責任・権限
- (1)持続管理チーム責任者
- (2)持続管理チーム員
- 外部コミュニケーション
第3章 持続管理システムの管理・運営
- 労働安全
- (1)労働安全管理項目の特定、リスク評価の実施
- (2)労働災害防止策の実施と記録
- 環境管理
- (1)農場で発生する家畜排せつ物
- (2)農場で発生する廃棄物及び排出水(家畜の尿、畜舎洗浄水等)
- (3)農場における資源の有効利用、周辺環境への配慮
- アニマルウェルフェア
- (1)「アニマルウェルフェアに関する飼養管理指針」の理解等
- (2)飼養管理に関する技術的な指針に関連した取組内容の確認
- (3)家畜の輸送に関する技術的な指針に関連した取組内容の確認と記録
- (4)安楽死に備えた取組
- 人権尊重
- (1) 強制労働の禁止
- (2)児童労働の禁止
- (3)差別の排除
- (4)外国人労働者の権利の尊重
- (5)労働条件・労働環境の改善
- (6)過剰・不当な労働時間の禁止
- (7)適切な労務管理の実施
- (8)公正な賃金の支払い
- (9)暴力とハラスメントの禁止
- (10)先住民・地域住民の権利の保護
- その他
- (1)知的財産の保護
- (2)外部組織の管理
- (3)入場者の衛生管理
- (4)エネルギー等の管理
- (5)事故・火災等の発生時の対応
第4章 教育・訓練
- 教育・訓練
- 教育・訓練プログラム
第5章 持続管理文書リスト及び文書、記録に関する要求事項
- 持続管理文書リスト
- 文書、記録に関する要求事項