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■ペット保険データを用いた歯周病リスクに関する大規模研究成果 犬・猫の加齢および品種差によるリスクの違い アニコム損害保険

2026-05-26 16:52 掲載 | 前の記事 | 次の記事

犬における品種グループ別のリスクパターン

猫における品種グループ別のリスクパターン

アニコム損害保険株式会社は、2026年5月12日、日本全国のペット保険請求データを用いて、犬および猫における歯周病リスクの加齢による変化と品種差を解析した研究成果が「Frontiers in Veterinary Science」に掲載されたと発表した(参照:アニコム損害保険株式会社「ニュースリリース」)。

研究では、アニコム損保が保有する匿名化されたペット保険請求データを活用し、主に2023年に保険契約が開始された犬約69万頭、猫約19万頭を対象に解析。その結果、犬・猫ともに歯周病関連の請求リスクは加齢とともに増加する傾向がみられた。また、その増加の程度や基礎的なリスク水準には、種差および品種差が存在することが明らかとなった。特に犬では、猫と比較して基礎的なリスク水準および加齢に伴うリスク増加の程度のいずれも高い傾向が確認された。

犬では、小型犬、超小型犬では若齢期の歯周病リスクが特に高いことが先行研究と変わらず確認された。また新たに、品種グループごとに歯周病リスクの年齢変化の特徴が異なり、4つのパターンに分類されることが示された。

  • 若齢期からリスクが高いが、加齢による増加は比較的緩やかなタイプ
  • 若齢期のリスクは比較的低いが、高齢化に伴い急増するタイプ
  • 若齢期からリスクが高く、加齢によっても急増するタイプ
  • 基礎的リスクおよび増加率ともに平均的なタイプ

これらの結果は、歯周病の発症と進行が、犬種ごとに異なる要因の影響を受けている可能性を示唆している。

猫では、品種間における基礎的なリスク差は比較的小さい一方で、加齢に伴うリスク増加の程度には違いがみられた。

51品種のうち、加齢によるリスク増加率が最も高かったのはシャムであり、加えてエキゾチック、ヒマラヤン、ペルシャ(7位)の短頭種において高い傾向が認められた。