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環境省は愛鳥週間(毎年5月10日~5月16日の1週間)の中心的行事として「全国野鳥保護のつどい」を毎年開催し、その中で記念式典「野生生物保護功労者表彰」を行っている。秋田市大森山動物園 元園長の小松 守先生や酪農学園大学名誉教授の浅川満彦先生らが受賞した。5月10日、東京で表彰式が行われる(環境省「報道発表」)。
§第80回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」
- 日時:2026年5月10日(日)11:10~12:20
- 場所:虎ノ門ヒルズフォーラム
- 受賞者(敬称略):
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- 公益財団法人日本鳥類保護連盟総裁賞
- 寺沢孝毅(北海道)
- 環境大臣賞
- 正富宏之(北海道)
- 小松 守(秋田道)
- 出水市立鶴荘学園(鹿児島県)
- 株式会社五竜(長野県)
- 環境省自然環境局長賞
- 浅川満彦(北海道)
- 木下 徹(新潟県)
- 秦野市立北小学校(神奈川県)
小松 守先生の功績
- 1)1975年より秋田市大森山動物園に獣医師として勤務し、園長としてもイヌワシの人工授精や孵化・育雛技術の開発に取り組み、生息域外個体群の創出と維持に大きく貢献した。
- 2)環境省イヌワシ保護増殖事業の各種検討会やワーキンググループ委員として参画し、飼育個体を用いた野生復帰の検討や事業計画改定に助言した。
- 3)行政機関と連携したイヌワシの展示方法や普及行事を通じ、イヌワシを身近に感じられる機会を創出するとともに、園長退任後も名誉園長として後進の指導に当たっている。
浅川満彦先生の功績
- 1)風力発電施設周辺での野鳥衝突事故の剖検調査を実施し、国内初のオジロワシ衝突事例を明らかにするなど、病理学的知見を集積し、生物多様性保全につながる業績をあげた。
- 2)ユルリ・モユルリ島における海鳥類の捕食者であるドブネズミ対策の検討会委員として、島内のドブネズミ根絶を成功させた。
- 3)著書や監修活動を通じて、野生動物の死因を調べることで事故対策につなげることの重要性を広く普及啓発している。