JVMNEWSロゴ

HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事

■培養液の非必須アミノ酸の新しい組合せにより高品質なウシ体外受精卵の効率的な作製に成功 農研機構

2026-02-13 14:47 掲載 | 前の記事 | 次の記事

アミノ酸濃度改変による体外受精卵発生培養液の改良

農研機構は、2026年2月4日、ウシ体外受精卵の作製に用いる培養液に一般的に添加される7種類の非必須アミノ酸のうち、アラニンを除き、セリンの濃度を高めた新しい培養液を開発したと発表した(参照:農研機構「プレスリリース」)。移植可能な受精卵に対する高品質な受精卵の割合は90%に達した。この成果により体外受精卵移植による受胎率の向上につながり、体外受精卵移植の普及拡大に寄与することが期待される。

和牛生産においては、黒毛和種の体外受精卵の移植が重要な生産手法として活用されているが、現在の体外受精卵移植による受胎率は 40%程度である。

今回の研究では、体外受精卵を作製する際の培養液に添加されている非必須アミノ酸に着目し、一般的には均一濃度(0.1 mM)で添加されている7種類の非必須アミノ酸のうち、アラニンを非添加、セリンを通常の10倍濃度(1mM)添加に改変した培養液を開発した。この改変により、移植可能な受精卵に対する高品質な受精卵の割合を25%から90%にすることに成功した。

今後は非必須アミノ酸濃度改変培養液の製品化に取り組む予定。