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■実験動物のモニタリング AIが行動解析を自動化

2025-12-17 15:12 掲載 | 前の記事 | 次の記事

「Discovery」と「Envisionソフトウェア」の統合

ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン株式会社は、2025年12月1日、Avidity Science株式会社と協業し、AIによる非侵襲の行動モニタリングを可能にしたホームケージモニタリングシステムを国内で販売開始すると発表した。

同製品は、米国Allentown社製 Individual Ventilation Cabinet (IVC) システム「Discovery」と、米国ジャクソン研究所(The Jackson Laboratory)が開発した「Envisionソフトウェア」を統合したもので、実験動物の行動や生理状態をリアルタイムに可視化するクラウドベースのAIモニタリングソリューション。

従来の動物実験では、動物の行動や健康状態を人的に観察・記録する方法が主流であり、データの主観性や再現性、夜間や非観察時間帯のギャップが課題であった。

一方で、3Rs(Replacement/Reduction/Refinement)原則の推進、および米国・欧州の研究動向の変化により、非侵襲で継続的なデータ取得とAI解析による定量評価が重要性を増している。

同製品では、高感度カメラと白色光および赤外線照明を備えたIn Vivo View(IVV)モジュールがケージ上部から動物を常時撮影し、AIが映像から運動量・摂食・飲水・呼吸数・睡眠・てんかん発作の特徴などを非侵襲的に解析する。取得データはクラウド上で自動保存・共有され、複数拠点での解析や並行実験にも対応する。

ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン株式会社は「Envision ソフトウェア」と「Discovery IVC」を一体的に提案する販売活動を行う。Avidity Science株式会社は「Discovery IVC」の納品・設置・技術サポート・保守を担当する。

  • 特長:
    • AIによる自動行動解析
    • 活動・非活動・歩行・摂食・飲水・呼吸などを高精度に分類。
    • 非侵襲・連続モニタリング
    • 自然な行動を妨げず、24時間365日観察。
    • クラウドベースで多拠点連携
    • データの保存・共有・解析を効率化。
    • Developer環境対応
    • R Studio/Jupyterとの連携によりユーザーが独自指標の構築も可能。
    • 動物福祉と業務効率の両立
    • 給餌・給水量の自動監視で人的介入を最小化。
    • 3Rs原則・トランスレーショナル研究支援
    • 研究の再現性を高め、動物福祉と科学的妥当性を両立。