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一般社団法人 日本ペットライフ共創機構(JPLC)は、2025年11月付で、東京大学大学院 農学生命科学研究科の間 陽子特任教授が会長に就任したと発表した(参照:JPLC「News」)。
JPLCは、「Learning for Life(生涯にわたる学び)」を理念に掲げ、ペットと人が安心して共生できる社会基盤をつくるために設立された一般社団法人。教育・研究・社会提言の3分野を軸に、ペットの衛生・しつけ・マナー・福祉などを科学的根拠に基づいて体系化し、公共空間での共生文化を育むことを目的としている。
JPLCが認定する教育ブランド「SOPRA ACADEMY(ソプラアカデミー)」では、犬の保育士やペットシッター、ホームケア・アドバイザー、老犬介護アドバイザーなど、家庭と地域で活かせる実践資格を通して、人とペットの健全な関係づくりを支援している。
間先生の会長就任により、JPLCは今後、以下の取り組みを重点的に推進していく。
- 公共交通機関・宿泊施設・商業施設などにおけるペット受け入れ基準・行動ガイドラインの策定
- ペットと人の共生を支えるしつけ・衛生・マナー意識の普及啓発
- 大学・行政・企業と連携した科学的根拠に基づく社会研究と政策提言
- SOPRA ACADEMY(ソプラアカデミー)との協働による教育カリキュラムの標準化と人材育成
間先生は、東京大学大学院地球規模感染症制御学講座にて、動物・ヒト・環境を横断する感染症研究に従事、牛伝染性リンパ腫ウイルスの研究で2024年度「日本農学賞/読売農学賞」を受賞している(参照:JVM NEWS 2024-04-10「牛伝染性リンパ腫の研究に取り組んで 日本農学賞受賞 間 陽子先生」)。間先生は、「ペットと人が同じ社会の中で安心して暮らしていくためには、衛生やしつけ、マナーといった意識を社会全体で共有することが欠かせません。JPLCでは、科学的知見に基づいた基準づくりを進めながら、誰もがペットと心地よく暮らせる社会の実現に取り組んでまいります」とコメントしている。
