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Terra Drone株式会社は、2025年11月7日、クマよけスプレー搭載ドローンの開発を完了させたと発表した(参照:Terra Drone株式会社「News」)。
同製品は、上空からの探索で状況を素早く把握しつつ、オペレーターがクマと安全な距離を保ったままクマよけスプレーを噴射することが可能。ドローンの遠隔操作により、クマの背後・側面への回り込みや全方位からの噴射ができるため、風向き待ちの時間を減らし、最小限の噴射での対応が可能となる。
§特徴
- スプレー缶を搭載
- クマよけスプレー缶を機体に搭載、上空からの噴射を実現。
- FPVジンバルカメラ
- コントローラーで映像を確認しながら飛行が可能。
- ワンボタンでの噴射
- コントローラーの噴射ボタンで遠隔噴射が可能
- 屋外での安定飛行
- GPS Position飛行により屋外での安定運用を実現。
§運用イメージ
各自治体と災害時応援等の協定を結ぶ地域の測量会社・防災事業者等がドローンのオペレーターを担当。同社は講習等を行う。
ドローンを遠隔操作し、クマと操縦者の距離を約500m~1kmに維持。FPVカメラの映像を確認しながら安全に操作。
学習能力の高いクマに対し、人や市街地に近づくと強い不快刺激があることを学習させ、最接近を阻止。
§主要スペック
- 飛行時間:約10分
- サイズ:390mm×390mm×390mm
- 電波距離:12km
- 電波:2.4GHz周波数帯域
- 飛行モード:GPS Position飛行
- 搭載物:FPVジンバル式カメラ、スプレー缶
同社は、2026年3月を目途に「飛行時間約75分、赤外カメラ/可視光カメラを搭載」の新モデルの開発を進めている。
